2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

講座 (71) ダイエット・マインドコントロール(7)毎日、一万歩、歩けますか?

「運動不足ですね!」「毎日、1万歩以上、歩いてください!」医師からよく言われる言葉です。時には「毎日、余分に1万歩、歩いてください」と言われたりする。 メタボ健診を受けた人は、毎日の運動について次のように言われたことでしょう。「普通歩行10分」「…

講座(70) ダイエット・マインドコントロール(6)太るのは、怠け者ですか?

ひと昔、いや、30年前の頃です。「肥満は怠け者の象徴だ」という学者の話を聞いたことがあります。その当時、学者の言葉だから「本当かな?」とは思わなかったのです。怠け者は、一日中、ゴロゴロしているから、太るとの理屈です。運動不足のことを言っている…

講座(69)ダイエット・マインドコントロール(5)一時的に体重を下げた後、どうするの?(続)

「やつれ」で体重を下げた後にどのようになるか、考えたことありますか?それらの方法を生涯続けられますか?続けないと、また太りますよ。始めた時よりも体重がさらに増えるかもしれませんよ。 生殖期間中の女性は、生理停止、生理不順などの障害が生じます。…

浅田選手とキム選手、どちらが勝つのか〜脳から読み解く〜(号外)

浅田選手とキム選手は生まれた年月が同じであり、実力も互角だと言われている。日本時間24日(バンクーバー時間23日)から始まるオリンピックの女子フィギュア。両選手の対決が話題になっている。はたしてどちらが勝つのか、脳から読み解いてみる。 脳から読み…

講座(68)ダイエット・マインドコントロール(4)一時的に体重を下げた後、どうするの?

ダイエットとは「体重が下がればよい!」と思っていませんか。そのために、空腹を我慢して「やつれる」代用加工食品類を使って「やつれる」単品の食品で減食して「やつれる」そのようなことをしていませんか。 体重とは、水分、脂肪、蛋白質、無機質、糖質の…

講座(67)ダイエット・マインドコントロール(3) 空腹を我慢してやせられますか?(続)

やせるために「空腹を我慢する」ことは、無謀です。「空腹感」は、脳がエネルギー源や栄養物質が必要だとのシグナルです。この生理的なシグナルを無視することは、ココロとカラダにさまざまな悪影響を与えます。 空腹を我慢して健康的にやせることはできませ…

講座(66)ダイエット・マインドコントロール(3) 空腹を我慢してやせられますか?

「空腹って、どうして感じるの〜」「お腹が空いているからでしョ〜」「どうして、お腹が空くのですか〜」「食べた物が無くなったからですョ〜」「では、何でもよいから食べればよいのですね〜」 禅問答をしているのではありません。お腹が空けば何かを食べた…

講座](65) ダイエット・マインドコントロール(その2)甘い物はダイエットの敵か?(続)

甘い物はダイエットの敵か?結論から言えば、「甘い物は太る」との科学的な知見は存在しません。 甘いという「味覚」は、脳に対する一つの情報です。甘味以外に食物には、渋み、酸味、苦味、辛味など、多彩な味覚がありますが、それらはすべて脳への情報です…

講座](64)ダイエット・マインドコントロール(その2)甘い物はダイエットの敵か?(続)

よく考えてください天然の砂糖と発ガン性のある合成化学物質で造られた人工甘味料とどちらが「生命」にとって有益ですか。 天然の砂糖を使わない味気ない料理で生涯、我慢できますか。 太陽の光を一杯吸収して育った美しい色をした果物と、合成化学物質で造…

講座](63)ダイエット・マインドコントロール(その2)甘い物はダイエットの敵か?

「ダイエット中だから、甘い物はダメ!」「甘い物を食べると、太るよ!」「料理に砂糖を使ってはいけません!」「果物は果糖が含まれているから、太るよ!」 多くの人々は、それらの言葉は、常識だと、思っています。特に甘い物が大好きで太っている女性は、心底…

講座[(62)ダイエット・マインドコントロール(その1)呪文にかかっている人たち

ダイエットについての考え方に関して多くの人がマインドコントロールにかかっています。 マインドコントロールとは、常識だ、当然だ、と思わせることです。皆さんがかかっているマインドコントロールを解くためにシリーズで掲載します。 その1は、「呪文にか…

講座](61) 肥満の原因論(その9) 「食べても、食べても、お腹が一杯にならない」

「食べても、食べても、お腹が一杯にならない」人がいます。TVの大食タレントがいますが、いくらでも食べられるのです。 満腹感を感じることがなく、絶えず空腹感を感じているから、食べられるのです。その原因は、視床下部の満腹中枢神経(腹内側核)が壊れて…

講座60) 肥満の原因論(その8) 「代謝力の低下」(続)

肥満と運動との関係においては、運動で消費するエネルギー量の多寡よりも、代謝力の低下の方が問題です。 運動不足によって基礎代謝エネルギー量や安静時代謝エネルギー量が減少すると、太りやすくなるからです。安静時代謝とは、静かに横になっている状態の…

講座(59) 肥満の原因論(その8) 「代謝力の低下」

普通に生活している人が、運動量を増やして、やせることは大変困難なことであり、肥満解消の決め手にはなりません。 「私、毎日、一万歩、歩けます」という人はまれです。この人はおそらく肥満していないでしょう。但し、食生活がどのような内容であるかが条…

講座](58) 肥満の原因論(その7) 運動不足?

「私、運動不足なの〜だから、太ってしまって〜」と、誰でもが口にする肥満の言い訳です。 この言い訳をなくするためには「運動して消費カロリーを増やさなければ〜」と考えます。 ところが、実際にジョギングなどで運動量を増やすことは容易なことではあり…

講座(57) 肥満の原因論(その6) 「朝食抜きで、夜にしっかり食べる」(続6)

朝食抜きで、夕食中心の人は、二食なのに、なぜ太るのか。その謎を解く第二の鍵は、人体のリズム性にある。その主役は脳幹にある視床下部の働きである。その部位にある視交差上核という「体内時計」は、太陽の運行と連動し、運針を動かせている。自律神経系…

講座(56) 肥満の原因論(その6) 「朝食抜きで、夜にしっかり食べる」(続5)

朝食抜きの人の脳は、大変危険な状態になっていると指摘した。 慢性的な脳の栄養失調の状態は、アルツハイマー病などの認知症の誘因になっているのではないかと推測する。さらに、ココロの発現の歪みの要因にもなっており、その人の性格や人格形成にも影響を…

講座(55) 肥満の原因論(その6) 「朝食抜きで、夜にしっかり食べる」(続4)

〜アルツハイマー病との関係(C)〜 朝、ブドウ糖の供給のない脳は、首から下の肉体の脂肪が分解して産生された遊離脂肪酸の副産物である毒性のあるケトン体という物質をブドウ糖の代用として使う。この物質は一時的な緊急用であるが、毎朝、食事をしない人の…

講座(54) 肥満の原因論(その6) 「朝食抜きで、夜にしっかり食べる」(続3)

〜アルツハイマー病との関係(B)〜朝食抜きの習慣が長期間続いている人たちは、将来のアルツハイマー病などの認知症の予備群であると述べた。 一体、なぜ? 脳の重量は人体の2%台であるが、消費するエネルギー量は約20%、消費酸素量は約25%である。毎時約5gの…