2015-01-01から1年間の記事一覧

脳が主役です〜脳が生み出す三つの食欲(3-3)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.470)〜 女脳のX性染色体の遺伝情報には、 「食欲と性欲」の満足の機能が 共存しているのです。 女脳は、性的(エストロゲン)な不満を、 甘味(ブドウ糖)によって代償的に 代替できることを示唆しています。 反対にエストロゲン…

脳が主役です〜脳が生み出す三つの食欲(3-3)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.470)〜 女脳のX性染色体の遺伝情報には、 「食欲と性欲」の満足の機能が共存しているのです。 女脳は、性的(エストロゲン)な不満を、 甘味(ブドウ糖)によって代償的に代替できることを示唆しています。 反対にエストロゲンを…

脳が主役です〜脳が生み出す三つの食欲(3-2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.469)〜 その3の「感情で食べる」の続きです。 男性肥満者にはない この「感情で食べる」という食行動の謎は、 脳の構造と機能の性差にあることが原因です。 それは、ヒトの種の繁殖、繁栄に関わる 脳のシステムだと考えていま…

脳が主役です〜脳が生み出す三つの食欲(3-1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.468)〜 その3は、「感情で食べる」です。 野生の動物は肥満しません。 なぜなら、 空腹の時にしか餌(獲物)を食べないからです。 しかし、人間は空腹感がなくても 「感情」でも食べる動物です。 大脳基底核の上層の「大脳辺縁…

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.467)〜 その2は、「概念で食べる」です。 人は、生理的な食欲以外に「 概念による食欲」もあります。 脳の上層の「大脳新皮質」は人間脳であり、 意欲、知能、理性などを司る高次の脳です。 この脳が考えて摂食行動を起こしま…

脳が主役です〜脳が生み出す三つの食欲(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.466)〜 その1は、「空腹だから食べる」です。 「空腹だから食べる」の摂食行動は、 性差に関係なく 脳からの本能に基づく指令による食欲です。 大脳基底核は「生命脳」と呼ばれている 脳幹の「視床下部」とつながっており、 …

脳が主役です〜脳が生み出す食欲と肥満

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.465)〜 肥満と食欲は密接な関係にあります。 ところが、私たちの摂食行動の動機は一律ではありません。 あなたは「なぜ」食べていますか。 「なぜ」を考えたことがありますか。 私たちの食欲の動機、すなわち、「食べる」とい…

脳が主役です〜快を求める脳(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.464)〜 ダイエット食品類やジャンクフードなどには 一部の栄養素しか含まれていませんので、 満腹感の反応は鈍い。 鈍いことは、過食になり肥満の原因になります。 さらに、アミノ酸のトリプトファン(セロトニンの原料)の 含有…

脳が主役です〜快を求める脳(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.463)〜 脳はダイエット中であっても「快(満足)」を求めます。 脳はなぜ「快」求めるのでしょうか。 それは、脳にとっての「快」は、 生命の営みの根源的なエネルギーだからです。 たとえば、満腹感は快の情報ですから、 脳は当…

脳が主役です〜食欲も性欲も脳の作用

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.462) 脳は、生命の営みにとっての中枢であり、 最も重要な臓器です。 私たちの人生に深い関わりのある医療、 栄養、運動なども 脳の存在を無視することはできません。 このように脳は人体全体を管理し支配しています。 脳が死…

脳が主役です〜ダイエット、運動、消化吸収、投薬

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.461) さて、脳内の神経伝達物質の原料は、 日々に食べている食物です。 脳にとって良い食べ方と、 脳が栄養失調になる食べ方とは、 脳の機能に大きな違いが生じるのは必然です。 ダイエットにおいても、脳が主役です。 首から…

脳が主役です〜心を生み出す食(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.460) 神経伝達物質には、興奮性と抑制性の物質があります。 それぞれの物質の作用の違いは、 食べた食物の種類・質の違いです。 脳の作用の知能、意欲、理性、感情などの心の表出も それらの栄養素の摂取状況によって影響を受…

〜脳が主役です〜心を生み出す食(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.459) 脳は10の12乗、1000億個を超える神経細胞による 巨大な情報伝達ネットワークを構成しており、 その神経細胞間には 50nm(ナノメートル・10億分の1)前後の隙間があります。 この隙間がシナプスです。 シナプ…

〜脳が主役です

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.458)☆今回から新シリーズを始めます。 テーマーは「脳の健康」です。 脳によって「心」は生まれます。 心を表したものが「言葉」です。言葉の具現化が「行動」です。行動が「人生」です。ですから、人生は「脳」が主役です。ダ…

GM食品に対する日本の現状は(3)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.434) 一方、GM種子や農薬・化学肥料を使わない 「自然栽培」や「有機栽培」による農作物を 広く消費者に届けるために努力されている 生産者が全国におられます。 自然栽培、有機栽培の生産者を増やすためには、 消費者である…

GM食品に対する日本の現状は(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.433) 特に大手新聞などのマスコミは、 国民の健康に直結する問題であるにも関わらず、無視です。 「広告スポンサーに迷惑をかけるから 無視したのだろうと推測されます。 国民の利益(健康)よりも、 自社の利益を優先させている…

GM食品に対する日本の現状は(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.432) 「生き方」改める、 すなわち、「食べ方」を改める人たちには、 遺伝子組み換え作物・食品を 「買わない」「食べない」指導を続けています。 先に述べました カナダのシェルブルック大学病院センターの 産婦人科の医師た…

食の安全を求めるアメリカの消費者の運動(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.431) 「生産者と消費者の融合」の運動は、 1985年頃から始まり、 現在、全米で1万2千軒以上の屋台が活躍しているという。 生産者と消費者が一体となって 「食の安全」を確保しているシステムを 「地域支援型農業=CSA…

講座(No.430)食の安全を求めるアメリカの消費者の運動(1)

[脳・健康・食・DIET] アメリカの食産業の状況は、 GM技術の神話の崩壊とともに、 オーガニック運動も含めて今大きな転換期を迎えています。 一方で農薬を使わない有機農法が盛んになっており、 アメリカの消費者はGM食品よりも 価額の高い有機食品に対…

遺伝子組み換え作物による食糧難対策の放棄(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.429) 地球上の地域によって 食文化が異なることは必然です。 人間は雑食性であるからこそ、 地球上のあらゆる地域で生きていけるのです。 食のアイデンティティは、 民族、食の歴史、文化、風土、 気候などによって培われてい…

遺伝子組み換え作物による食糧難対策の放棄(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.428) GM作物の栽培を推進することのメリットについて 先に述べたように 「今後の食糧問題や地球環境問題などを解決するため」 と主張されていました。 ところが、GM種子の発祥の地のアメリカでは、 GM作物について揺れ動…

自然界の反逆〜組み換え機能の喪失(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.427)前回からの続きです。 「すべて事実とはかぎりません」は、 事実もあることを認めており、 「農業生産者の自殺、という痛ましい出来事は、 ワタが導入された2002年より かなり以前からありました」は、 遺伝子組み換え…

自然界の反逆〜組み換え機能の喪失(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.426) GM作物について新たな事実が判明しています。害虫耐性、除草性耐性の作物が その機能を失っているのです。 それら人工的に操作された機能に対して 耐性をもった害虫や雑草が新たに発生しているのです。 人間が操作した…

モンサント社の社員食堂では組み換え作物は使用禁止

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.425) GM種子を開発しているモンサント社の社員食堂では、 GM種子の作物・食品の使用を禁止しているという。 この事実は、イギリスの権威ある新聞の 「インディペンデント」がⅠ998年にすでに報じており、 今や世界中に知…

GM作物・食品に対する無関心は「ガン」で「ツケ」を払う。

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.424) 日本の多くの若い人たちは GM食品に対する警戒心もなく、 彼らの母親も無関心です。幼い時からGM大豆で造られた 豆腐、納豆、厚揚げなどを食べ続けています。 彼らが高齢者になった時、 ガンが発症しても GM大豆が…

GM作物・食品の安全神話の崩壊〜発ガン性の証明

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.423) 前項(No.422)の調査結果は、 妊婦から胎児の体内へ有害物質が 移行した後のことを考えると怖くなります。 次世代への移行問題はこれからです。 現在の日本の飼料の輸入の多くを アメリカに依存している実態から、 多くの…

GM作物・食品の安全神話の崩壊〜体内への毒性

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.422) GM作物は安全だと主張するモンサント社は 過去に次のように説明してきました。 「遺伝子組み換え作物が産生する 殺虫性の蛋白質などの有毒成分は、 腸内で破壊されて体外に排出それるので無害である」。 ところが、20…

GM作物・食品に対するフランスと日本の違い(3)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.421) フランスと日本との違いは、 自然や食に対する哲学の差異、 国民の生命と健康を守る政府の意志の差、 食料自給率の高低、 そして何よりも政治力の強弱の違いだと思います。 GM作物・食品とは違いますが、 フランスとい…

阪神大震災の記憶〜20年の時の流れに想う。

[脳・健康・食・DIET] 講座(号外) 20年前の今日、西宮の自宅で阪神大震災に遭遇。九死に一生を得たのは大学生だった娘のおかげ。大学は住まいの裏の橋を渡れば校門。通学するまでの間、住まいの近くのコンビニでバイトしていた娘。 その日の寒い早朝から出…

GM作物・食品に対するフランスと日本の違い(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.420) EUは、日本で一般に販売されている醤油を 輸入禁止しています。 醤油から塩素化合物(MCPD=腎臓障害の原因物質)が 2009年に欧州食品安全機関によって検出されたからです。 日本ではEUよりも規制基準が緩いので…