講座](61) 肥満の原因論(その9) 「食べても、食べても、お腹が一杯にならない」

「食べても、食べても、お腹が一杯にならない」人がいます。

TVの大食タレントがいますが、

いくらでも食べられるのです。


満腹感を感じることがなく、

絶えず空腹感を感じているから、食べられるのです。

その原因は、

視床下部の満腹中枢神経(腹内側核)が壊れているからです。

この破壊によって自律神経の緊張を介して、

インスリンの過剰分泌が主因と言われています。

以前に述べている通り、「高インスリン血症」であるのです。


インスリンは、

空腹中枢神経を刺激し食欲を亢進させる作用があります。

さらに、脂肪合成を促進させ、

反対に、脂肪分解を抑制する働きがあります。

ですから、高インスリン血症の人は

肥満しやすいのです。


他人ごとですが、

大食しているタレントの将来が心配になります、