2014-01-01から1年間の記事一覧

GM作物・食品に対するフランスと日本の違い(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.419) EUは遺伝子組み換え作物・食品(GM作物・食品)の 輸入や作付けに対して、 人の健康や自然環境に悪影響をおよぼす懸念があるとし、 人の食物として基本的に認めていません。 GM作物・食品を食品添加物とみなし、 市場…

TPPとGM作物・食品の表示

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.418) TPPに日本が参加すれば、 GM食品の表示義務はアメリカなみの 「すべて表示義務なし」となります。 なぜなら、「食料は武器だ」と公言するアメリカは、 TPPによってGM作物・食品の表示を 許さない方針であるから…

遺伝子組み換え食品の表示について(4)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.417) GM作物に対する消費者としての対抗策は、 それらの食材・作物を 「できるかぎり買わない」ことです。 「できるかぎり」と いわざるをえないのが残念です。 大豆の総需要に対する自給率は たった8%で残りは輸入。 主にア…

遺伝子組み換え食品の表示について(3)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.416) アメリカでは 「九割の消費者か遺伝子組み換え食品の 表示を望んでいるにもかかわらず、 業界がその義務付けを阻止しているため、 組み換え食品を避けたいと考える消費者も、 これを避けることができないのだ。」 (「食の…

遺伝子組み換え食品の表示について(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.415)ファーストフード店やファミリーレストランなどの 「フライドポテト」は、 加工されて輸入されたものが 多く使用されていますが表示義務はありません。それらの食品は、1996年9月に 当時の厚生省が「安全」と判断し …

遺伝子組み換え食品の表示について(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.414) 私たちの食卓には、 すでにGM作物・食品が日々入り込んでいます。 現在、GM作物を主な原料にした 33種の加工食品があふれており、 あなたの体内に確実に摂りこまれています。 それら作物は、従来の作物と比較しても…

GM種子使用のライセンス契約の恐ろしさ

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.413) 遺伝子組み換えの特性をもった GM種子を使う農家は、 モンサント社とのライセンス契約が必要です。 その骨子を「㈱貧困大国アメリカ」 (堤未果/岩波新書・2013年) より引用し紹介します。 ●自分の農家で採れた種子…

遺伝子組み換え作物の特性(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.412) GM作物の「特性」は次の通りです。 □除草剤耐性作物(大豆、ナタネ、トウモロコシ) 除草剤とは植物を「殺す」作用のある化学物質です。 この除草剤に耐えられる遺伝子が 作物に組み込まれていることは、 作物に含まれて…

遺伝子組み換え作物の特性(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.411) 2011年度のアメリカで栽培された トウモロコシの88%、 大豆の94%がGM作物です。(米農務省) 米国は食糧戦略の手段として 世界各国へ種子と作物の輸出をしています。 GM作物を栽培する農家は毎年、 GM種子…

改造生物の人体と自然への悪影響(3)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.410) (No.409)よりの続き この実態は「カルタヘナ法」に反しています。 カルタヘナ法とは 「遺伝子組み換え生物等の 使用等の規制による生物の 多様性の確保に関する法律」 (平成15年法律第97号)のことです。 この法律は…

改造生物の人体と自然への悪影響(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.409) また、開発当時から GM作物による自然環境への 影響が懸念されていました。 自然はその摂理によって 生態系が守られています。 その生態系がそれらの改造生物によって 乱される危険性があります。 当初から懸念されてい…

改造生物の人体と自然への悪影響(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.408) 改造生物であるGM作物の本質的な問題点は、 人体に対する安全性と自然環境への影響です。 公表されている安全性の根拠は、 「新たに組み入れた遺伝子が作り出す物質が、 通常の作物と同様に 『人工胃液の実験』で分解さ…

改造生物〜「食べ続けても問題ありません」(厚労省)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.407) GM作物による自然環境の生態系への 影響についても強い懸念がもたれています。 ところが、一部の学者は 「影響ない」と主張していますが、 その評価の動機とともに 「改造生物」に対する哲学が不明です。 「さまざまな…

改造生物(3)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.406) 太古より自然界には存在しなかった 「種の壁」を超えた人工的に作られた改造生物が、 人体への危険性とともに 自然界への悪影響についても検証されておらず、 まったく不明です。 GM作物・食品を食べさせられている人た…

改造生物とは?(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.405) Ⅰ973年に アメリカの私企業モンサント社によって 改造生物の種子が開発されました。 そのメリットを次のように主張していました。(要約) 「21世紀半ば、世界の総人口は 100億人の時代となります。 食糧不足や地球…

不気味な改造生物〜遺伝子組み換え作物

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.404) 1)改造生物とは 環境ホルモンや合成添加物などの 有害化学物質とは異なりますが、 遺伝子組み換え作物 (genetically modified organism=GM作物・食品) についても「食の安全対策」として 考えるべき重要な問題です。 …

食の安全〜将来への希望の光(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.403) (No.402)からの続きです。 そして、秋になると古野は 実った稲を合鴨に食べさせないようにするため、 合鴨を水田から出し、 納屋に入れ、卵を産ませ、 市場で売れる重さになるまで飼育する。 コメを収穫した後は、 田んぼ…

食の安全〜将来への希望の光(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.402) 本ブログ(No.354)で紹介しました 古野孝雄さん(福岡県)の農法は、 「循環式生産モデル」として アメリカのジャーナリストが書いた 「食の終焉」(2012年)の中の章 「新しい食システムを求めて」で 世界中に紹介されていま…

有害化学物質は数世代にわたり被害を与えます(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.401) 出産した母親のヘソの緒からは、 ほぼⅠ00%の確率で 有害化学物資が検出されています。 胎内が汚染されているからです。 母親の母乳からも乳児へと 有害化学物資は受け継がれます。 初産の母親の母乳はその濃度が高く、…

有害化学物質は数世代にわたり被害を与えます(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.400) 有害化学物質は数世代にわたり被害を与えます。 今、あなたが日々に体内に摂り込んでいる 農薬やダイオキシン類などの「環境ホルモン」、 自然界に存在しない化学物質で造られた 加工食品に含まれている「食品添加物」は…

合成添加物の表示の問題

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.399) 加工食食品の裏に 表示されている原材料名は 「小さい文字と黒など一色の文字」で カタカナや英文字で表示されており、 一般の人は天然の添加物か 合成化学物質の添加物か、 判読することは不可能です。 せめて、指定添加…

合成添加物〜「加工デンプン」の問題

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.398) さらに問題があるのが、 2011年4月から表示が義務づけられた 「加工デンプン」という化学合成物質です。 「デンプン」という名がついていますが、 天然の炭水化物などではありません。 この添加物はパンやうどん、 …

合成添加物〜「ビタミン」「アミノ酸」の問題

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.397) 「ビタミン」「アミノ酸」と 表示されている加工食品にも問題があります。 消費者が加工食品の原料表示を見て、 安心するビタミン名の表示があります。 ところが、「ビタミンB1」「B1」は、 「ラウリル硫酸塩」という…

加工食品〜合成添加物の問題(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.396) 合成添加物の中には 毒性が強く発ガン性があるとされているものもあり、 その使用量が厳しく規制されている添加物があります。 それらの発ガン性のある添加物を 私たちは無意識に日々に摂りこんでいます。 厚労省の含有基…

 加工食品業界の実態

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.395) 「もしやみなさんは、国や食品業界が食品に潜む いろいろな危険から消費者をしっかりと守ってくれると 信じているでしょうか。(略) 放射能問題と同じか、あるいはそれ以上に、 食品業界についての国(厚生労働省)の姿勢は…

 加工食品〜合成添加物の問題〜指定添加物とは何?

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.394) 食品添加物は天然物由来の 「天然添加物」と 合成化学物質など由来の 「合成添加物」に 分類されていました。 ところが、 1995年に食品衛生法が改正されて、 天然添加物は「既存添加物」(365種)と 合成添加物は「…

ダイオキシン類による悲惨な被害の実態(3) 

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.393) Twitterで カネミ油症被害の苦しみと闘い続けている方の 「生の声」を知ることができました。 原文引用をご本人は快く了解してくださいました。 ▼骨や歯の異常。 骨はスカスカになるし溶けるし変形するし疼く。 歯…

ダイオキシン類による悲惨な被害の実態(2) 

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.392) 厚労省は、20Ⅰ0年3月3Ⅰ日に カネミ油症認定患者を対象に実施した 初の大規模な健康実態調査の結果を発表しました。 この調査結果は、前項の(No.365)の 被害者自身の健康問題は当然のことですが、 それ以外に注目すべ…

ダイオキシン類による悲惨な被害の実態(1) 

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.391) ?968年に発生した国内最大の食品公害である 「カネミ油症事件」は、ダイオキシン類の一種の 「PCDF」(ポリ塩化ベンゾフラン)が原因物質です。 カネミ倉庫(北九州市)製の食用油「ライスオイル」の 製造過程でPCB…

魚介類からのダイオキシン類の摂取

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.390) 環境ホルモンについては 現在はマスコミも国民も無関心ですが、 私たちの体内には主に魚介類を介して 日々にダイオキシン類が摂り込まれています。 たとえば、 まぐろ(国産)1g当りのTEQは「3・9pg」、 さわら(国…