講座(55) 肥満の原因論(その6) 「朝食抜きで、夜にしっかり食べる」(続4)
〜アルツハイマー病との関係(C)〜
朝、ブドウ糖の供給のない脳は、
首から下の肉体の脂肪が分解して産生された遊離脂肪酸の副産物である
毒性のあるケトン体という物質をブドウ糖の代用として使う。
この物質は一時的な緊急用であるが、
毎朝、食事をしない人の脳は絶えず使うことになる。
この状態を長期間続けていると、
脳はどのような影響を受けるか、想像するまでもない。
脳の血管の劣化、記憶を司る海馬の神経細胞の欠損など、
原因不明とされている要因になっている可能性がある。
それでも、あなたは朝食抜きの生活を続けますか。
それらのように脳の活性が失われるとともに
肥満になる確率が高い。
朝食抜きはなぜ肥満しやすのか。
なぜ、夜に集中して食べたくなるのか。(続)