脳が主役です〜脳が生み出す三つの食欲(3-1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.468)〜


その3は、「感情で食べる」です。


野生の動物は肥満しません。
なぜなら、
空腹の時にしか餌(獲物)を食べないからです。
しかし、人間は空腹感がなくても
「感情」でも食べる動物です。


大脳基底核の上層の「大脳辺縁系」は、
感情を生み出す脳です。


この脳は不満、不安などの感情をいやす手段として、
また、それらの感情の代償行為として、
「感情による食欲」を生じさせます。
生理的な空腹感がない状態で起きる食欲です。


ただし、この摂食行動は女脳の生物学的な特性であり、
男脳にはない食欲です。
女性が肥満しやすい原因の1つです。


女性ダイエッター「408人調査」をしたことがあります。
その質問項目の1つに「イライラや不満・不安なときに、
甘い物が欲しくなりますか」との問いに、
約70%の人が「はい」と答えました。


甘い物とは人工甘味料ではなく、天然の甘味であり、
ブドウ糖の原料になる食べ物です。

 
なぜ多くの女性は「感情で食べる」のでしょうか。
女性は「感情をいやす」ためにも食べるのです。
この感情による食欲には、不思議な特徴があります。


「イライラしたら、サンマを焼いて食べなさい」といっても、
誰も実行しません。
感情で食べる時は、
必ず、「甘い物」(ブドウ糖の原料)であるのです。


なぜ、多くの女脳はブドウ糖を求めるのでしょうか。
ただし、女性全員ではなく、約70%の女性たちです。(続)

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