講座(144)〜食の安全対策〜カネミ油症事件の教訓(その3)被害者の叫び!

1968年、食用「米ぬか油」に有害化学物質であるダイオキシン類が混入。
同油を摂取した約1万4千人が被害を受けた最大の食品公害事件。
42年経過した現在でも多くの被害者が苦しんでいる。
この事件は、私たちに大いなる教訓を与えている。


教訓の第一は、子供たちは無防備であり、
親は子供への「食の安全管理」に重大な責任を負っていることである。


教訓の第二は、体内に有害化学物質を取り込んだ世代だけでなく、
次世代以降にも影響が及ぶことである。


それらの事実に対する警告について、
拙書「やせるヒントは脳にある」(西日本新聞社刊)の中で述べている。


「人体脂肪中にも、
PCBをはじめとする残留性化学物質は蓄積されており、
それはそのまま次の世代へと受け継がれる。」


「人体の脂肪組織中には、
少なくとも250種類の汚染化学物質が混入しているのだ。
その中には、この先何十年、あるいは数世紀にわたって
環境内に残留する物質もあるだろう。」


「子供をホルモンかく乱物質(環境ホルモン)から守っていくには、
妊娠中に限らず、数年あるいは数十年単位での注意が必要だ。
というのも子宮を汚染する有害物質の濃度は、
妊娠中の摂取量と妊娠までに体脂肪中に蓄積された
汚染物質の量によって決まるからである。」
「奪われし未来」(1997年)
(シーア・コルボーンら著/長尾力訳/翔泳社刊)より引用


2010年3月31日に発表した厚労省による
カネミ油症認定患者を対象に実施した康実態調査結果は、
前述の指摘を実証する内容となっている。
調査では「孫の世代に影響あり15%」となっているが、
孫のその先の世代にも確実に受け継がれていくことだろう。


2006年に施行された「食育基本法」のなかでも
「食の安全の確保」の必要性が明記されているが、
広くは知られていないのが現状である。


有害化学物質の蓄積量は、加齢とともに増加する。
一方で「ガンによる死亡者数」は増加し続けている。
特に、中高年者のダイエットには「食の安全対策」は必須である。


しかし、それらの事実を知っていても無視する人たちがいる。
それは、その人の自由であり、強制力は一切ない。


健全な食生活を実践するか?
健やかな人生を過ごすか?
穏やかに逝くか?


どのような食べ方をするのか?
どのような生き方をするのか?
どのような死に方をするのか?


それらは、すべて個人の自由選択である。


しかし、選択の自由を奪われて42年後の今(2010年4月)、
苦しみと闘い続けている方の「生の声」を聞いてください。
(Twitter投稿記事より引用/ご本人了解済)


カネミ油症被害による骨や歯の異常。
骨はスカスカになるし溶けるし変形するし疼く。
歯は年をとっても生えてくる場合もある。
私の息子は同じ場所に乳歯が何度も生えて来た。
ある女性は下の歯茎の奥に歯茎?が出来た、
そう、歯茎が二列になっている。
これで歯が生えてくれば間違いなく歯茎だ。


カネミ油症被害による目の異常。
先ず初めに異常なほどでる目やに、
朝起きて目やにを取らねば目が開かない。
引っ張れば30センチほども伸びる異常な目やに。
光がまぶしい、白い紙も光が反射して文字が読めない。
真冬でもサングラスがいる。
いずれ間違いなく白内障緑内障になる。


カネミ油症被害の一つに、
身体の中に熱がこもると言うのがある。
内臓が熱を持って色んな不具合がでるし、
唇とかが腫れてたらこ唇になり熱いし痛いしでたまらない。


カネミ油症被害の一つに出血がある。
止まらない鼻血。
不正出血。中学生になり生理が始まり、
その出血は20歳まで止まることが無く
「お母さん助けて」と言って死んでいった女性もいる。
白血病と同じ症状、だが白血病と診断されない。


◆症状の一つの出血。私は2ヶ月間、
子宮と膀胱から大量に出血していた。
紙おむつを当てていないと対応できない量だった。
その間、水道の蛇口をひねった様な大出血が3回あった。
また、レバーのような物や掌サイズの肉の塊のような物が出てきた。
被害女性は手術で摘出していたそうだが私は自宅で出た。


引用することをご本人は快く了解してくださった。
Twitterでフォローしツイートを読み続けているが、
カネミ油症被害者のあまりの悲惨さに強い衝撃を受けている。
引用は一部だけですので、ぜひ、下記にアクセスをしてください。
http://twitter.com/mohuzou

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