講座(143)〜食の安全対策〜カネミ油症事件の教訓(その2)

1968年、食用「米ぬか油」に有害化学物質であるダイオキシン類が混入。
同油を摂取した約1万4千人が被害を受けた最大の食品公害事件。
42年経過した現在でも多くの被害者が苦しんでいる。


他人事ではなく、今の私たちの食生活に直接的に関わる問題である。
意識するか否かに関わらず、毎日、有害化学物質を体内に取り込んでいる。
私、家族、子供たちや孫も、将来の被害者になりえる立場におかれている。


あなたは、この変えようのない事実を認識している?
その対策を日々に実践している?
ガンなどのすべてのリスクは自己責任である。


この加工食品公害事件は、私たちに大いなる教訓を与えている。


教訓の第一は、子供たちは無防備であり、
親は子供への「食の安全管理」に重大な責任を負っていることである。


子供が外で飲食する清涼飲料水などに対する監視・注意が必要である。
このことは、親として子供に対する最低の責務である。
特に、娘さんに対する注意は必須である。


教訓の第二は、体内に有害化学物質を取り込んだ世代だけでなく、
次世代以降にも影響が及ぶことである。


子供から孫の世代にも被害が受け継がれるのである。
受け継がれるルートは、母親の胎内と授乳である。
だから、娘さんが口にする飲料水や加工食品に対する
監視・注意が必要である。
なぜなら、子供や孫、そして、ひ孫へと
有害化学物質を引き継がせる当事者であるからだ。


出産した母親のヘソの緒からは、
ほぼ100%の確率で有害化学物資が検出されている。
胎内が汚染されているからである。


母親の母乳からも乳児へと有害化学物資は受け継がれる。
初産の母親の母乳はその濃度が高く、
その後の出産時以降は漸次、濃度は低くなる。


以上の事実については、
拙著やブログで幾度となく、すでに警告を発している。


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DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室