講座(134)〜「やせる脳の仕組み」(その1)

ダイエットの主役は脳です。首からの下の肉体ではありません。
お腹が食べているのではありません。脳で食べているのです。
脳には、自然に、そして、
健康的にやせることができる機能が備わっています。


そのキーワードは、
「快の記憶」と情報を伝達する神経細胞間の隙間の「シナプス回路」です。


シナプス」とは、神経細胞(ニューロン)間の隙間のことです。
この隙間に食べた物で造られた物質が放出されて
「情報の伝達」が行われます。
この情報伝達のルートを「シナプス回路」と言います。


現在、太っている人は、太る食生活が快であるとの記憶がありますので、
その快の情報を伝達するシナプス回路は強固につながっています。
ですから、日々に「快」を求めて太る食べ物を選び、
そして太る食べ方をしているのです。


シナプスに放出される伝達物質である化学物質は、
常食の太る食べ物、偏食による食べ物がその原料です。
この食習慣の継続によって「太る脳」になっています。


太る脳は、常食していない海藻類、椎茸類、野菜・果物類、魚介類などは
嫌いで美味しくないと思っていますから、
それらの物を食べることは「不快」と感じています。
不快と記憶している食物を選択する伝達回路は弱く、
または、ルートはありません。


脳は快と不快の情報に直面したとき、当然、快を選びます。
快の情報を伝達するシナプス回路は、
日々に強化されていきます。
やせることができない人たちの脳です。(続)

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室