講座(130)食育は、徳育と知育と体育の源です。

食は、ココロ(意欲、知能、理性、感情など)と
カラダ(健康)を支配しています。


日々の「食べ方」の積み重ねは、
その人の「生き方」、すなわち、人生に大きな影響を与えています。
健やかに心豊かに過ごすか、
病で苦しんで生きるかは、食生活のありよう次第です。
このように、ココロとカラダの健康の素は、食物です。


食物は1,000億個を超える脳の神経細胞(ニューロン)を
維持活性化させる原料であるとともに、
脳内の神経伝達物質となり、ココロを生み出す原料となっています。
日々、偏った食物を選択していると、
ココロの発現を歪める要因となります。


特に、脳は首から下の肉体のように
「脂肪」という予備のエネルギーを
蓄えるシステムがありません。
したがって、日々に、三食に分けて、
ブドウ糖の原料を脳に供給する必要があります。


この熱源以外にも、脳は多種多様な栄養物質を必要としており、
偏った食物の選択は、脳の栄養失調の原因となり、
脳の活性化を損なう原因になります。


偏食、過食など不均衡な食生活は、肥満のみならず、
健康障害の原因になることは周知の事実です。


特に、食生活の欧米化は、
農耕民族の日本人の消化吸収力と合致せず、疾患の要因になっています。
食物の同化作用に関わるインスリン力の遺伝子が違うからです。
この象徴的なものが「異所性脂肪」です。


弥生人の遺伝子を引き継ぐ私たちには、
獣肉の脂身(ラード)を消化吸収する能力は、
狩猟民族の欧米人の半分ほどです。
にもかかわらず、洋食中心の食生活を続けていると、
健康障害を起こすのは必然です。


農耕民族は、その遺伝子に相応しい食生活が大切なのです。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室