講座(99) 肥満の要因(1)社会的要因(C) 職場環境と生体リズム(その2)


職場環境、その主な条件は「勤務時間帯」です。
この勤務時間帯と生体リズムのズレが
肥満を促進させる要因になります。


一日の基本的な概日リズムは
満腹中枢神経と摂食中枢神経に密接な関わりがあります。


満腹中枢神経は交感神経系であり、
摂食中枢神経は副交感神経系です。

交感神経系は、日中の太陽の光の「明」に反応する
体内時計に指令によって活動が亢進します。


この交感神経系が優位に働いている日中においては、
胃腸の消化吸収リズムが「抑制的」に働きます。


副交感神経は、夜間の「暗」に反応する
体内時計の指令によって活動が亢進します。


この副交感神経が優位に働く夜間は、
胃液の分泌活動が活発になり、胃腸の消化吸収リズムが亢進します。
日中に消耗した熱源や体成分を補うための自然な作用です。


このよに、同じ物を食べても、「朝・昼間」と「夜間」では、
体内への吸収が違うのです。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室