講座[45) 肥満の原因論(その1)単純性と疾患性の肥満
肥満の判定基準は、基本的には「体脂肪率」です。
男性は「20%以上」、女性は「30%以上」が肥満です。
但し、60歳以上の中高年者は、
それぞれ「+5%」のほうが健康で長寿です。
BMI基準では「25以上」が肥満です。
肥満という体脂肪の過剰蓄積状態の原因は、食べた物です。
空気や水では、肥満しません。
すなわち、食物の過剰摂取が原因による単純な肥満が一般的です。
この単純な肥満は肥満者の約90%を占めています。
「あまり食べていないのに太る」
「脂肪を蓄える器が多い体質」
「必要以上に食べ過ぎてしまう」
「朝食食べないで、夜にしっかり食べる」
「代謝力の低下」などです。
ところが、どのような方法のダイエットをしても
「やせられない」人も10人に1人います。
この約10%という数字に該当する「肥満の原因」には、
疾患性が伴っています。
「食べても、食べても、お腹が一杯にならない」などの場合です。
単純性の肥満、疾患性の肥満について、次回から概説します。(続)