「沈黙の春」の予言の現実化(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.379)


「SILENT SPRING」
(1962年)レイチェル・カーソン
・農薬のDDTの発ガン性を告発。
・世界的なベストセラーになる。
・その後女史自身がガンで死亡。
沈黙の春」青樹 簗一訳・新潮社刊


DDTなどの農薬の発ガン性、
健康障害を告発した
沈黙の春」に触発されて
「食の安全」について
強い関心を持っていました。


その著書の冒頭に書かれていた
「明日のための寓話」を読んで
鳥肌が立つ戦慄を感じたことを
鮮明に覚えています。
以下、同書から抜粋引用です。


アメリカの奥深くわけ入ったところに、
ある町があった。生命あるものはみな、
自然と一つだった。町のまわりには、
豊かな田畑が〜ところが、
あるときどういうわけか、
暗いかげがあたりにしのびよった。
いままで見たことも
聞いたこともないことが起こり出した。
若鶏はわけのわからぬ病気にかかり、
牛も羊も病気になって死んだ。
どこへいっても、
死の影〜町の医者は見たこともない
病気があとからあとへと出てくるのに、
とまどうばかり。
そのうちに、
突然死ぬ人もでてきた。
何が原因か分からない〜
大人だけでない。子供も死んだ。」


「自然は、沈黙した。うす気味悪い。
鳥たちはどこへ行ってしまったのか〜
春がきたが、沈黙の春だった。〜
いまはもの音ひとつしない。
野原、森、沼地、みな黙りこくっている
〜ここを訪れる生き物の姿もなく、
沈黙が支配するだけ。
小川からも、
生命という生命の火は消えた。」


「病める世界〜新しい生命の誕生を
告げる声ももはやきかれない。
魔法にかけられたのでも、
敵に襲われたわけでもない。
すべては、
人間がみずからまねいた禍だったのだ。」


「ソンナノハ空想ノ物語サ、
とみんな言うかもしれない。
だが、これらの禍がいつ現実になって、
私たちにおそいかかるか〜
思い知らされる日がくるだろう。」(続)



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