「 飽食の食」と食の廃棄率(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.375) 


(No.348)よりの続きです。

飢餓が存在する世界の食の現状に比べて、
食料の廃棄率が統計上約21%で
約3兆円(2010年)も浪費している
日本社会の現状はどこか狂っているとしか思えません。


その主因は、すでに述べた巨大化・工業化の
食の供給システムとともに
「外食、弁当・惣菜」などに依存する
「飽食の食」の存在です。


それら店舗のゴミ箱にどれほどの残飯が
破棄されているか、想像できます。


この食料の大量破棄の発生とともに、
それら食品に含まれている合成添加物、
農薬などによる農作物の汚染、
遺伝子組み換え食品の使用などによる
「食の安全性」を脅かす原因にもなっています。


食の供給システムの工業化・巨大化が
日本よりも格段に進んでいる
アメリカにおける食の廃棄量は
年間約13兆円
(米環境保護団体「天然資源保護協会」)という。


人口比に換算すると日本の約1・7倍です。
食の工業化による巨大供給システムによる
「外食と流通過程」における
ロス率(無駄)は約40%達しているという。


TPP参加による「食の安全性」は
確実にアメリカ並みに放棄させられるでしょう。


アメリカという国は
素晴らしい「明・善」の光と
目を覆いたくなる「暗・悪」の影との
二面性が同居した社会だと思います。
日本人としての選択が問われています。



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