「飽食の食」と食の廃棄率(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.374) 


日本の食料自給率(カロリーベース)は
「39%」(2010年)です。


この数字を直訳すると、
国民の基礎的な栄養物質の
蛋白質、糖質、脂質の所要量は、
自国で生産された量では
賄えないことを意味しています。


1人1日当たり国産供給熱量は946㎉に対して、
1人1日当たり供給熱量は2458㎉であり、
自給率は39%となります。


供給熱量の食用仕向量は約9100万トン、
その金額は約14・1兆円、
そのうち約1900万トンは
食べ残しなどで廃棄されています。


その廃棄率は約21%で、
約3兆円になります。
日本人は何と無駄なことをしているのでしょうか。
これが「飽食の食」がまねいている現状です。
世界人口の半分は飽食、残りは飢餓です。


「毎年、飢餓が原因で死亡する人の数は
全世界で三千六百万人を超え、
慢性的な栄養不良は、
中世の時代から変わっていない。
飢餓に瀕した人々は慢性的な栄養不足から
常に過労状態にあり、
身も心もすさんで未来への
展望を持つことができない。
ある試算では、サハラ以南のアフリカでは、
ビタミンAが欠乏しているために、
三百万人を越える五歳以下の子供が
失明しているという。」
(「食の終焉」より)  続く


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