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[脳・健康・食・DIET] 講座(No.373)　 「生命の食」を獲得するには

食の安全性を求めるのであれば
経済性を食に求めてはいけません。

反対に安い食を求める人たちは、
ガンなどの疾患や肥満になるリスクを
負う覚悟がいります。

「１円でも安い食品」と
「安全で良質な食品」の
相反する質の食が
両立することは現状では不可能です。

なぜなら、巨大化、工業化している
食産業が自ら「生命と健康のための食」に
大きく舵をきることはありえません。

それは安価な食品を求める
消費者を裏切ることになり、
その結果、
自らの利益を損なうからです。

したがって、私たちが食への認識と
消費行動自体を変えることが、
唯一の「生命の食」を
獲得する手段となります。

それには食に対して
「妥当・適正な対価を払う」
ことが必要となります。
しかし「飽食の食」の価額と比較して、
必ずしも「高価」とはかぎりません。

このように現状の食環境のなかで
「安全で良質な食」を手に入れるためには
それなりの覚悟と努力が必要です。

農作物をはじめ、畜産品、魚介類、
加工食品などについての食の情報や選択力、
そして調理の際の「下ごしらえ」の知恵を
身につけることです。

すなわち「食材の選択」と
「食べ方」を変えることが大切です。
それらの努力が「生命の食」を獲得するために
最低限必要な対策です。

「飽食の食」と「生命の食」は、
水と油のように異質な食です。

この二極化しつつある食の
どちらを選択するかは、
あなたの「生き方」を決めることです。

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