自然治癒力を高める栄養素〜動物性蛋白質「魚介類」

[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(341)


魚や貝の種類によっては、
オメガ3脂肪酸EPADHAなどの
人体にとって有益な物質が含まれています。
過去の疫学データは一貫して、
魚を食べる食文化圏の人たちの
健康と長寿の優位性を証明しています。


その理由の一つは、魚を多く食べる人は、
獣肉を食べる量が少なく、
その肉に含まれている
飽和脂肪酸の摂取量が少なくなるからです。
また、魚には「未発見の有益物質」が
含まれている可能性があり、
それが健康や長寿を
支えているのかもしれません。


しかし魚介類は、
ダイオキシン類などの環境ホルモンによる
汚染問題があります。


体内に取り込んでいる
ダイオキシン類の約80%は魚介類からです。


世界中の海、河川、湖、沼が、
様々な種類の有害化学物質に汚染されています。
産業廃棄物、農薬類、生活排水の海への流入が原因です。


人間によって汚染された海は、
魚介類を介して人間に復讐をしているのです。
食物連鎖の頂点の「クジラ」が最も汚染されています。
大型魚のマグロの大トロの脂には、
有害化学物質が蓄積されている可能性があります。

タイ、ハマチなどの養殖魚にも問題があります。
それはエサの中に含まれている抗生物質などです。
養殖魚のエサに含まれている
有害化学物質の内容や量の表示がありません。
さらに、養殖魚はプランクトンや
天然の藻類を食べていませんので、
有益物質のオメガ3脂肪酸
EPADHAは殆ど含まれていません。


エビやカニの甲穀類は、
死んで腐敗した海底の動物の肉を食べる「腐食動物」。
それら甲穀類は、
先に述べた汚染物質が沈殿している海底に棲んでいます。
ですから、カニのミソなどに有害化学物質が
含まれていることを考慮する必要があります。


魚介類に関する資料は、本ブログの「177、178」に
掲載していますので、ご参照ください。



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