自然治癒力を高める栄養素〜蛋白質の所要量

[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(337)


「200gのステーキを食べると元気になる」ことはありません。
消化不良の「黒い便」になり、体にとっては負担になるだけです。


農耕民族の弥生人の遺伝子を持つ多くの日本人は、
肉食民族の欧米人に比べると、
獣肉を消化する力は半分ほどしかありません。

肉類、魚介類、乳類、卵類、
そして、大豆などの植物性蛋白質
蛋白質成分の1日の必要量は「50g前後」、
摂取カロリーの「15%前後」が
脳機能の活性のためには最良です。


以下「食品例」を食べると
「約40g」の蛋白成分が摂れます。
残りは他の食品から摂れます。
 ◎:鶏卵1個  ◎和牛もも赤肉(50g )  
 ◎サバ1切れ(80g)  ◎納豆1パック(40g)


蛋白質は、炭水化物(糖質)や脂質と同等に
脳と体にとっては必要な栄養素です。
しかし、蛋白質が他の栄養素よりも
重要な栄養素とはいえないのです。


例えば、必要以上に蛋白質を摂ると、
余剰分はエネルギー源になりますが、
炭水化物や脂質に比べて燃料としての効率が悪く、
その上に、クリーンな燃料とはいえません。
脳にとっても好ましくないエネルギー源です。


蛋白質代謝産物は、
アンモニアという単純な化合物です。
体はこの毒性の強い物質の害を低減させるために、
アンモニアを肝臓で尿素に変えます。


尿素アンモニアよりも毒性は弱いのですが、
それでも代謝の廃棄物であり、
体外に排出しなければなりません。
その尿素を血液から濾過し
尿として排出するのは腎臓の仕事です。


したがって、高蛋白食は体に
リスクを負わせることになります。
第一は、肝臓に負担をかける。
第二は、腎臓に重い負担をかける。
第三は、敏感な器官を毒性代謝物にさらす恐れがある。


肝機能の低下によるリスクは、
肝ガン、慢性肝炎、アルコール性肝硬変などで、
腎機能の低下によるリスクを避けるためには、
蛋白質を控える必要があります。


さらに、高蛋白食によって免疫系のバランスが
失われるという問題があります。
バランスが崩れると、
花粉など本来は無害な物質に反応して
自己の体組織を攻撃する
アレルギー(自己免疫疾患)という
異常を生じさせることになります。



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