「粗食」は脳の敵です。

[脳/食育]DIET講座(282)


脳とブドウ糖との関係は、脳の生死の問題でもあります。
正常な血糖値は「100mg/dl」前後ですが、
40mg/dlになると脳の機能が低下し意識がもうろうとなります。
その状態が続くと脳の機能は失われ、
ブドウ糖の供給が止まると、数分間で脳は死に至ります。


脳は他の臓器や筋肉と異なり、
クリーンなエネルギーを必要としています。
それがブドウ糖であり、分解すると水と二酸化炭素になります。
1000億を超える神経細胞による
巨大なネットワーク組織の維持のためです。
さらに、脳は単に甘味でなく、
あくまでも「ブドウ糖」を必要としています。


脳と他の臓器が必要とする食物のバランスを保つ食べ方が必要です。
この食べ方の極意を身につけることが人生の生き方の極意と言えます。


一時「粗食の勧め」が話題になりましが、
脳と体にとっては、最悪の食べ方です。
「飽食」のアンチテーゼとしての「粗食」は
それなりの意味があるでしょう。


しかし、単なる「粗食」は長寿を否定し、
短命をもたらす食べ方です。
決して、本気になって真似てはいけません。
その「粗食」は、脳の存在を無視した、
首から下の体に対する考え方と食べ方であるからです。


昭和10年(1935年)の日本字人の平均寿命は
「男性48歳」「女性50歳」であり、現在と比較すると凄く短命です。
それは、蛋白質、脂質、カロリーなどの摂取量の差です。
「粗食の勧め」は、短命時代の食事内容にすることを勧めているのです。



★「五大栄養素の脳内での役割」については〜
「やせるヒントは脳にある」第二章「脳(ココロ)への栄養」で述べています。
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◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(22)◇◇◇


◆「ベーコン」〜合成食品添加物対策


◎便利な食材で、頻繁に使われているが、添加物が問題である。
 ・保存剤「リン塩酸」「ソルビン酸K」「ソルビン酸
・発色剤「亜硝酸Na
・色素「コチニール色素」(カルミン色素)
◎「無添加ベーコン」を選ぶこと。


[下ごしらえの知恵]


○湯ぶりをすること。
・1枚ずつばらし、湯の中で15〜20秒ほど湯ぶりする。
 リン塩酸や亜硝酸Naが湯に溶け出す。
・湯ぶりしても、味はほとんど変わらない。


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