脳は不味い物には満足しません。

[脳/食育]DIET講座(281)


脂肪細胞で生成される「レプチン」という情報伝達物質は
満腹中枢神経を刺激し、摂食中枢神経を抑制します。
レプチンとはギリシャ語で「痩せ」の意味があります。


レプチンによって刺激された満腹中枢は、
満腹感を生み出す刺激ホルモンを生成します。
血中のレプチン濃度が高くなると食欲が抑制され、
低くなると食欲が亢進します。


すなわち、脳はレプチン使い、
脂肪が増えれば食欲を抑制し、
脂肪が減れば食欲を亢進させるのです。


脳の満腹感と空腹感は、血中のブドウ糖濃度の高低のほか、
アミノ酸(蛋白質)、脂肪酸(脂質)の摂取量によっても決まります。


それらの栄養素は脳だけでなく、
体全体にも必須の栄養素だからです。
さらに脳は「美味しい物には栄養素がある」
「不味い物には栄養素がない」と判断します。


だから、不味い物を食べても脳は満足しません。
但し、その「美味しい物」は
「安全」であることが前提でなければなりません。
なぜなら、有害化学物質は、
脳と体の機能を損傷させるからです。


また、感情を司る「セロトニン」を
食欲の調節に同時に使っているのです。
セロトニン濃度が低いと、
精神的に不安定にして、暴力的にします。


それは、食物への獲得意欲を強めるためであり、
脳の戦略的なシステムと言えます。


さらに、セロトニン不足は、
「うつ症」の原因になると言われています。
セロトニンの原料は、必須アミノ酸トリプトファン
トリプトファンは、納豆、豚ロース(脂身なし)、
和牛赤身肉、マグロ赤身、カツオ赤身などに多く含まれています。


マグロは「大トロ」「中トロ」よりも、
安い「赤身」がお勧めです。
大トロ、中トロの脂身には、
有害化学物質が溶け込んでいる可能性がありますが、
赤身は安全であり、
その上にトリプトファンが多く含まれているからです。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(21)◇◇◇


◆「ハム」(ウインナー)〜合成食品添加物対策


◎ハムは食材として頻繁に使われている。
問題は添加物が多いことである。
◇保存剤「ソルビン酸K」「リン塩酸」、
◇発色剤「亜硝酸Na」「亜硝酸K」「亜硝K」
◇色素「コチニール色素」(カルミン色素)


ソルビン酸Kと亜硝酸Naが結合すると、
発ガン性物質ができるので、
ソルビン酸Kが添加されていない物を選ぶこと。


[下ごしらえの知恵]


○湯ぶりをする〜さまま食べる時は「50℃の湯に10秒ほど」、
炒めものやスープに 使う時は「1分間」、
ウインナーは切れ目を入れて「1分間」ボイルすること。
添加物が湯に溶け出す。味に影響なし。
生ハムも同じように処理する。
○キャベツと一緒に食べるとよい。(ハムとキャベツの炒め物など)
・キャベツに含まれているβ-カロチン、
ビタミンC・E、カルシウム、食物繊維は、
添加物の害を防ぐ。特に、カルシウムは吸収されやすく、
リン塩酸の害を防ぐ。


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