女性の特技〜食後にケーキをペロリ〜「別腹」〜脳の仕組み

[脳/食育]DIET講座(280)


「別腹」とは、食後にすぐに別の物を食べることを言います。
食後すぐにケーキをペロリと食べる女性の姿です。
男性にはあまり見られない、女性の特技です。


その原因は、直前に食べた物と違う味覚に
脳が快感の刺激受けて反応するからです。
脳は満腹感があっても、
違う味覚の刺激に「食べる快感」を強く感じるのです。
この結果、食べ過ぎてしまうのです。


例えば、魚定食後に、ショートケーキを食べるなどです。
この場面、なぜか女性に多いのです。
女脳の生物学的な特性です。


この「別腹」が日常的な人は、確率高く肥満します。
実は、脳の摂食中枢神経の「食べる」という作用は大変に強いのです。
一方、満腹中枢神経の「食べない」という働きは、
摂食中枢神経に比べて弱いのです。
だから「別腹」という摂食行動が容易に行えるのです。


女脳の「個体維持本能」と「種保存本能」のなせる技だと考えます。


この「別腹」という摂食行動は、太古から遺伝子に組み込まれています。
それは、天災、異常気象などにより、食料の確保が不安定に備えたものです。
ですから、「食べられるときには、しっかり食べる」
「必要以上に食べたときは、脂肪として蓄えておく」
という遺伝子の働きなのです。
この蓄積が過剰になると「肥満」になります。


ダイエットとは過剰に蓄積している脂肪を適正量に調節することです。
単に体重を減らすことではありません。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(20)◇◇◇


◆「卵」〜環境ホルモン対策


◎卵は毎日の食卓に欠かせない食材である。
しかし、卵には次の三つの問題がある。
・食中毒を起こす「サルモネラ菌
・飼料に使われている「抗菌性物質」(抗生物質、合成抗菌剤)
・飼料の汚染(農薬などの環境ホルモン)


サルモネラ菌は、飼料などを経由して鶏の腸に入り込む。
産卵のときに卵の表面に菌が付着し殻の小さな穴から菌が侵入する。
◎新鮮な卵には殺菌する力があるが、
鮮度の落ちた卵は殺菌力が弱く菌が増殖する。


[下ごしらえの知恵]


○卵は新鮮なものを選ぶこと。(日付をよく確認すること)
○赤玉を選ぶこと。
(赤玉を生む鶏は、病気に強いので抗菌性物質をあまり使わない)
○卵置きケースは絶えず清潔にすること。(菌の増殖を防ぐ)
○卵の表面を濡らさないこと。(表面の菌が水分とともに中に侵入する)
○食物繊維の多い野菜と一緒に食べること。(汚染物質を吸着し体外に排出する)
・玉ねぎ、にら、ひじき、他と料理すること。


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