脳の栄養失調と「うつ症」の関係

[脳/食育]DIET講座(276)


最近、若年者に「うつ病」などの精神障害が増えている。
この精神障害の原因としてストレスなど指摘されている。


強度のストレスや地震などによる恐怖は、
脳の神経細胞を損傷・死滅させる。


若年者のそれらの神経細胞代謝機能は、
「老人性うつ病」よりも高い。


しかし、脳に対するブドウ糖や栄養物質の供給が悪いと回復が悪くなる。
なぜなら、脳の神経細胞も分子レベルでは、日々刻々と代謝している。


栄養物質の供給が不足すると代謝活動が悪化し、
神経細胞を劣化させて、機能障害を起こすのは必然である。


すなわち、脳の栄養失調は、うつ病を慢性化させるのである。
また「うつ病」は、薬で治せる病気ではないと、言われている。


脳の機能である知能、意欲、感情なども
それらの栄養物質の摂取状況によって影響を受けている。
例えば、ある神経伝達物質が減少して不足すると、
喜びを感じることができなくなり、
ストレスに抵抗できず「うつ症」になってしまう。
脳内の神経伝達物質セロトニンの不足である。


それら神経伝達物質の原料は食物である。
代用食品類使用や厳しい食事制限などによるダイエット法は、
脳が日々に必要とする栄養物質の摂取不足が生じる。


この状態を長期に続けていると、脳が栄養失調となり、
脳の病気の「うつ症」の発症の誘因になっていると考える。


体の健康だけでなく、
脳を含めた個体全体としての健康を目指すことが重要である。


病気治療のための各種の体への食物摂取の指導は、
必ずしも脳の健康維持に有効とはならないことを認識すべきである。


現状の病院食もその例外ではない。
なぜなら、病院食を担当している栄養士(管理)たちは、
「体の栄養学」であり、「脳の栄養学」は門外漢だからである。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(16)◇◇◇


◆「干し物」〜合成食品添加物対策

イワシ、サンマ、アジ、カレイなどの干し物の水分は約70パーセント、
昔は40パーセント以下であった。今の干し物がふっくら柔らかいのは、
水分が多いからである。今の多くの干し物は昔の「天日干し」でなく、
「火力乾燥」で塩分が少なく水分が多く、干し物が傷みやすいために
保存剤「ソルビン酸K」(発ガン性の疑い)が使われている物が出回っている。


◎塩分が少ないと弾力がなくなるために「リン酸塩」(骨の形成異常)によって
食感をよくするために使われている物もある。「ソルビン酸K」「リン酸塩」
の表示のある干し物は避けること。


◎天然の「天日干し」や添加物「ビタミンCだけ」と表示された干し物は安心。


[下ごしらえの知恵]


○「干し物」と「漬物」は一緒に食べてはいけません。その理由は、干し物に
 多い「ジメチルアミン」と漬物に含まれている「亜硝酸塩」が体内で結合すると
 「発ガン物質を生成する」危険がある。


○「大根おろし」を一緒に食べること。おろしに含まれている「ビタミンC」
 「食物繊維」は、有害化学物質や発ガン物質の害を防ぐ働きがある。
 「焼き魚に大根おろし」〜昔からの食の知恵。


★自宅で「食の安全対策」を実践しながら、健康減量したい方に最適の
日本初の「男女別」のCD版「食育・ダイエット」プログラム好評発売中です。
詳しくは〜自然流健康ダイエット教室