脳のキズ〜うつ病を予防するセロトニン

[脳/食育]DIET講座(277)


赤身肉、赤身魚、大豆などに多く含まれている
必須アミノ酸の「トリプルファン」から
脳内で生成されるセロトニンが不足すると
うつ病」や「認知症」になりやすいと言われています。


また、老人性の「うつ病」と「脳血管性認知症」は、
その症状が重なっているケースが多いのです。


菜食主義者の人たちは、肉類を口にしません。
それらの人たちは、うつ病になりやすいのでしょうか。


卵や乳製品を摂食するベジタリアンは心配ありません。
それら食品には、セロトニンの原料の
トリプルファンが含まれているからです。


ところが、卵や牛乳も摂取しない厳格なベジタリアンは、
うつ病になりやすいことが知られています。


逆に言えば、うつ症や認知症の予防や改善には、
必須アミノ酸を多く含む食物を日々摂取すればよいのです。
その食品については、過去の本ブログですでに述べていますが、
以後の本ブログでも説明します。


脳は生命の維持と脳の機能維持に必要な栄養素を好むのです。
本能を司る脳幹の視床下部にある
外側核(摂食中枢神経)と腹内側核(満腹中枢神経)に
腸管は食物の吸収度合いに応じて、
摂食、満腹の信号を脳に送ります。
その信号を受けて脳は「食べる」
「食べない」の最終決定をします。


ダイエット食品類など栄養素不足の食品は、
いくら摂取しても脳は満足せず、
空腹感がなくなりません。
そのために「過食」に陥り、失敗するのです。


たとえ体重が一時的に減っても
事後に激しくリバンドします。
それは、不健康な状態を回復させるための脳からの指令です。
生体の防御本能でもあります。


ですから、たとえダイエット中であっても、
脳が必要とする栄養物質と熱源は
しっかりと供給する必要があります。
代用食品類を使うことによる、
脳に対するリスクを認識すべきです。


ダイエット食品類を使っている人たちの脳は
確実に劣化・退化しています。
なぜなら、それら食品では、
脳への補修成分が造られないからです。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(17)◇◇◇


◆「くん製品」〜合成食品添加物対策


◎「乾きもの」〜イカ、ホタテ、タラなどの「くん製品」には、
  添加物が 使われている。

◎保存剤「ソルビン酸K」、品質改良剤「リン酸塩」が
 添加されている物は避けること。
 その他に甘味料「ソルビット」(下痢)、「甘草」「ステビア」、
 着色料「コチニール(カルミン)色素」(変異原性の疑い〜外国では
 使用禁止)が添加されている。

無添加の「くん製品」も売っている。表示をよく確かめること。

◎添加物の入った物は、酒のつまみにしないこと。アルコールは、
 添加物の吸収を早める。


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