脳の健康を損なうダイエット法とは?

[脳/食育]DIET講座(264)


「二十世紀にもてはやされている体の健康のためのダイエットは、
脳の健康を損なっている可能性がある」
ジェームズ・ワトソン博士の警告は、
現在も続いている今日的な問題である。


代用食品類や単品食品の使用、厳しい食事・糖質(炭水化物)制限などによる
首から下の体に対するダイエット法は、
脳は勿論のこと体の健康をも損なう原因になっている。


例えば、バナナ、納豆、ココア、リンゴ、チョコレートなどなど、
食品名の下に「ダイエット」と付ける方法が氾濫している。
それらは、脳と体の健康を損なう方法である。


また、TVも「納豆ダイエット事件」を忘れて、
「バナナ・ダイエット」を懲りずに放映。
スーパーからバナナが消えるという珍現象が起きた。


このように日本におけるダイエットの現状は、
ジェームズ・ワトソン博士の「脳の不健康」の指摘よりも
さらに悪化し「体の不健康」の原因にもなっているのである。


それらの脳の栄養失調をもたらす危険な方法は、
糖尿病の誘因にもなっていると指摘されている。


「痩せて、糖尿病の予防」が、「糖尿病促進要因」になっているのである。
脳の存在を無視した結果の皮肉な現象である。
脳の健康と体の健康を混同しているから生じる現象である。(続)


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(4)◇◇◇


◆「豚肉」〜環境ホルモン対策
◎産地がはっきりした「黒毛豚肉」は安全。「SPF肉」は、豚舎を消毒し、
減菌処理したエサで育てており、抗菌性化学物資を使う必要がなく安全。


[下ごしらえの知恵]
○前回の「牛肉」と同じように食材として使う前に、
必ず、熱湯で「しゃぶしゃぶ」すること。ヘドロのような汚染物質が出る。
○アクには汚染物資が含まれているので、捨てること。
○安全な豚肉以外は、「脂身」(ラード)は、切り落として捨てること。
○「とんかつ」や「豚肉のソテー」など「下こしらえ」ができないメニュー
 には、黒毛やSPFを使うこと。
○「味噌づけ」「粕づけ」すると、有害化学物質を減らすことができる。
 但し、使用後の味噌、粕は捨てること。


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