遺伝子組み換え作物・食品の問題点

[脳/食育]DIET講座(259) 「食の安全対策」〜


市場には、大豆製品をはじめ遺伝子組み換え食品があふれています。
米国産の大豆の約92パーセント、トウモロコシの約80パーセントは
組み換え作物です。 (2008年・米国農務省)


消費者には判別できないのが現状です。
その原因は「表示義務」の規制の仕方、
すなわち、政治の問題です。


遺伝子組み換え食品の
「表示義務なし」の食品の主な物は以下の通りです。
○醤油 ○大豆油 ○コーンフレーク ○コーン油 ○菜種油、
○マッシュポテト ○ジャガイモ加工冷凍・缶詰製品など


ファーストフード店やファミリーレストランなどの
「フライドポテト」は、
加工されて輸入されたものが多く使用されていますが
表示義務がありません。


それらの食品は、1996年9月に厚生省(厚労省)が「安全」と判断し、
米国から多く輸入されています。


「遺伝子組み換え使用」と表示義務の食品は、
○高オレイン酸大豆とその大豆油、それらの製品


「遺伝子組み換え使用」または
「遺伝子組み換え不分別」と表示する食品は、
○豆腐 ○納豆 ○みそなどその他の食品


すでに日本でも某県において遺伝子組み換え作物が試作されています。
消費者としての対抗策は、それらの食材・作物を「買わない」ことです。
政府が安全と言っても、EU並みに厳しい対処が必要です。


「買わない→売れない→仕入れしない→生産しない→市場から消える」
実際はこのような単純なものではありませんが、努力は必要です。


開発時から遺伝子組み換え作物による
自然環境への影響が懸念されていました。
自然はその摂理によって生態系が守られています。


その生態系がそれらの改造生物によって乱される危険性があるのです。
当初から懸念されていた生態系への影響が
我が国においてすでに現実となっているのです。


三重県内の国道沿いに生えていたアブラナ科の雑草に似た食物から、
特定の除草剤が効かないよう組み換えされた菜種の遺伝子が検出された。
輸入した遺伝子組み換え菜種が輸送中にこぼれ落ち、雑草のイヌガラシと
野外で交雑した可能性が高く、人為的につくられた遺伝子が近縁の植物を
通じて生態系にさらに拡散する懸念がある。」
(2010/07/03西日本新聞朝刊より抜粋引用)


この報道は、種を超えて組み換えた改造生物の遺伝子が野生植物に拡散し、
生態系を乱す可能性を示唆しています。人間の力では阻止できません。
当初から警告されていた恐ろしい事態が静かに進行しているのです。


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