あなたの健康を奪う〜環境ホルモンとは

[脳/食育]DIET講座(246)「食の安全」



環境ホルモンとは日本における造語です。
正式名称は「外因性内分泌かく乱化学物質」です。


その代表格が猛毒の「ダイオキシン類」です。
1969年に発生した「カネミ油症事件」は、
ダイオキシン類の一種の「PCDF」(ポリ塩化ベンゾフラン)が原因。
今なお多くの被害者が健康障害だけでなく、
人生そのものを奪われて苦しんでおられます。


外因性内分泌かく乱化学物質の定義は、
「1997年・米国ホワイトハウス科学委員会など」が
一番詳しく述べられています。


「外因性物質で、生体の恒常性、生殖、発生、あるいは行動に関する
 種々の生体内ホルモンの合成、貯蔵、分泌、体内輸送、受容体結合、
 ホルモン作用、その分解・排泄などの過程を阻害する物質」


環境ホルモンの代表格は猛毒の「ダイオキシン類」です。
ダイオキシン(DI・OXIN)とは略語であり、
ダイオキシンという単体の物質は存在しません。


正式名称は「ポリ塩化ジベンゾ-パラ・ジオキシン」です。
◇「ポリ」→プラスチック、ラップ、トレイ、発砲スチロール、他。
・ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビフェニール(PCB)、
塩化ビニル、他。
◇「ベンゼン、パラ」→接着剤、防虫・殺虫剤、香料剤、他。
クロロホルム(壁紙接着剤)、クロロベンゼン(合板接着剤)、他
◇「オキシン」→殺虫剤、農薬類


それらの物質は人体の脂肪に溶け込んで蓄積しています。
発ガン性、生殖障害、催奇性、免疫毒性などが確認されています。
また、人体内では「エストロゲン作用」があり、
ニセの女性ホルモンの働きをしてかく乱させるのです。


環境ホルモンの種類は、
・プラスチック、合成洗剤などの産業化学物質
(ビスフェノールAなど)
・ゴミ焼却の際に発生するダイオキシン
 (ポリ塩化ベンゾゾフラン、コプラナーPCBなど)
・殺虫剤、除草剤などの農薬 (DDT、DDEなど)
・重金属化合物(水銀、スズ、鉛など)


それらの有害化学物質は、大気、土壌、水、河川、
そして、海を汚染しています。


それらの有害物質が体内に数種類、あるいは、数十種類を
取り込んだ場合の「複合汚染」の影響はまったく不明です。


環境ホルモンの特徴は、微量で人体に影響を与えることです。
脳、神経系、そして免疫系にも悪影響を与えます。
その単位は、1兆分の1グラム「pg/g」。
ヤフウ・ドームにパチンコ玉1個という感じです。


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