講座(157)〜食育とは、ココロとカラダを育むこと。


普及CD版プログラムの特徴(2)


プログラムは、他のダイエット・コンテンツと
本質的に異なる概念と手法で制作しています。
その違いや特徴は以下の通りです。(1)〜(3)は前回掲載。


(4)「食育」〜食生活の改善を目的にしたプログラムです。


私たちの心と体の状態は
「食べ物と食べ方」によって影響を大きく受けています。
別の言い方をすれば
「私のココロとカラダは食べ物が姿を変えたもの」と言えます。
ですから、日々の食生活のありようが大切なのです。


プログラムの内容は「食育」を目的に日々の食習慣を見直すことに重点をおいています。
ところが「食生活の改善」を言うのは簡単ですが、
完全実践するのが大変難しいのが実情です。
なぜなら、食やその嗜好・習慣は本能と深いかかわりがあるからです。
理論的に、また栄養学的に正しい指導法であっても
対象者がすべて実践するとは限りません。その典型的な例が糖尿食指導です。

糖尿病治療の権威ある医師の報告によると、命にかかわる病であるにもかかわらず、
糖尿食指導の完全実践者は約30%、完全に無視する患者は約30%、
残りは実践したりしなかったりの患者とのことです。
この実践率の低い原因は、栄養学的には正しいのですが
食事制限による療法であるために、
嗜好習慣の制限や指導内容に知恵が不足しているからだと思われます。

ある大学が実施した、全国の20歳から69歳までの
600人のダイエット経験者の調査によると、女性は八割弱が失敗しているという。
肥満との関係で心配な病気の上位は、糖尿病、心臓病、心筋梗塞動脈硬化とのこと。
心配していない人は二割にすきなかった。
そして、失敗した人にその原因を聞くと、
その主な理由は「食生活が変えられなかったから」という。

この結果からもわかるように、「太るか、やせるか」の
一番のポイントは「食のあり方」なのです。
いくら運動をしても食生活が間違っていると、絶対にやせることはできません。
また、「食生活が変えられなかったから」という理由は、
前述しました、糖尿病患者の実態からも、ある意味で当然といえましょう。

ですから、本プログラムの内容は平易で誰でも知っており、
当たり前だと思う事柄、そして誰でもが実践できる事柄や実践するための知恵を網羅しています。
難しい理論や理屈よりも、日常的な習慣を一つ一つ修正することがダイエット成功の秘訣だからです。
1万人を超える肥満者の食生活実態の調査・観察から得られた確信です。

「食」は私たちの命と健康の源であり、また生活の根幹を支えています。
ところが、戦後の教育体系の中で「食育」が欠落していたために
多くの国民は習得しておりません。
多くの人たちはそれらの世代に該当していると思われます。
従って、本プログラムはみなさんへの「食育」の教育ツールになるとともに、
健やかに生活を営む知恵の教材になりえると確信します。
DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室