講座(124) あなたのダイエット法は「安全」ですか?〜「ガン対策」(続)

体内の脂肪細胞・組織に蓄積している食物由来の有害化学物質とは、
農薬などの環境ホルモン、化学物質で造られた食品添加物などです。


農薬類、PCB、ビスフェーノルA、ダイオキシン類、水銀・スズなどは、
野菜類・穀類他農作物、魚介・海藻類、肉類、卵類や乳製品など由来です。


石油などで化学的に合成された天然物ではない
「合成食品添加物」は現在約350種あります。
あらゆる種類の加工食品に使われています。


その中には毒性がつよく発ガン性があるとされており、
その使用量が厳しく規制されている添加物があります。


それらの発ガン性のある食品添加物を日々に体内に取り込んでいます。
厚労省の含有基準は「一生摂り続けても安全」とされています。
その単品の加工食品に含まれている量です。


売店で買う「サンドイッチ」や「弁当」などの
裏面に表示されている合成添加物の数は10種前後あります。


ある調査によると、
毎日50種以上の合成添加物を摂り込んでいるとのことです。


ある種類の物質の摂取ではなく、
多種類の合成添加物を複合的に摂取した場合の
リスク評価は一切ありません。
有害化学物質による食品添加物対策の盲点です。


それら多種類の物質を日々摂り続けていた結果、ガンが発症したとしても、
「科学的な根拠はない」と一蹴されてしまいます。
それは、因果関係を証明することができないからです。


数年前からニューヨーク市は、健康リスクがあるとして、
トランス脂肪酸を生成する「マーガリン」の使用を
食品関係では一切使用禁止にしています。


日本では、マーガリンはあらゆる加工食品に使われています。
クッキーなどの裏面の表示を確認してください。
同じ人体に対する影響であるのに、と思わざるをえません。


環境省は今年から大規模な疫学調査を始めます。(エコチル調査)
子供の健康と化学物質との関連の調査です。


親子10万組で、産前から13歳まで長期追跡の大プロジェクトです。
化学物質との関係が疑われており、追跡調査される症状は以下の通りです。


「身体の成長」〜出産時の体重低下など。
「先天異常」〜ダウン症尿道下裂、消化管閉鎖症など。
「生殖の異常」〜不妊、流産、男児出生率低下など。
「精神神経の発達障害」〜自閉症学習障害、キレやすい、など。
「免疫系の異常」〜アトピー、アレルギー、喘息など。
代謝・内分泌系の異常」〜小児肥満、小児糖尿病など。


歓迎すべきプロジェクトですが、結果が判明するのは10数年先です。
それまで、対策なしに放置しているわけにはいけません。
以上の調査項目は、拙書(やせるヒントは脳にある)、
普及CD版「食育・ダイエット」プログラム、及び、本ブログで指摘していた内容と合致しています。
★詳しくは〜DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室