講座(119) 女性の更年期とココロの変動〜肥満との関わり

肥満の複合要因(C)生物的と心理的(ウ)

女性の更年期は一過性的な現象ですが、
肥満と深い関わりがあります。
この年代の男性はメタボ腹になりやすい時期です。


女性ホルモンの「エストロゲン分泌の激減」による
女性の更年期における「からだ」の変化は、
不定愁訴といわれる症状になって表れます。


この症状は、「からだ」の器質的・機能的な衰退によって生じます。
同時に、この症状は心理的(こころ)な状態も深く関わっています。


心理的な要因としては、
生殖の性の喪失感から生じる本能的な感情です。
この感情を満たす方法の一つとして
「過食」へと追い立てる要因になっています。


さらに更年期は、夫婦や親子の関係、
夫の定年など人間関係や社会関係が
激しく変動する時期とも重なり、
心理面に強い影響を及ぼす年代です。


それらの影響が受けるストレスを癒す最も容易な方法は、
「食べる」ことです。


この摂食行動は、精神安定剤的、あるいは、代償的行動とも言えます。
この習慣の積み重ねが女性の「メタボなお腹」へと追い立てているのです。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室