講座(117) 肥満の複合要因(C)生物的と心理的(ア)〜カラダとココロ
生物的とは「からだ」、心理的とは「こころ」のことです。
女性の「からだ」と「こころ」は、
宿命的に甘味(食=ブドウ糖)を求めます。
この特性が女性肥満の要因になっています。
ストレスを解消するために
ケーキなどをガツガツ食べている男性を見たことがありますか。
そんな姿を想像するだけで、可笑しくなります。
彼氏と喧嘩別れをした夜、
なぜか無性に甘い物が欲しくなったことありませんか。
朝、ご主人と喧嘩した奥さん、
昼間にテレビを見ながら無意識にお菓子を食べていませんか。
なぜか男性には似合わない、
女性には似合う「お汁粉を食べている姿」、
この事実、何か変だと思いませんか。
女性の中には「甘い物嫌い」という人もおられますが、
大多数の女性は「甘い物が大好き」です。
この事実は、未来永劫に変わることはありません。
イギリスのギャラップ調査で
「生活の中で変えられない習慣は何?」とのアンケートに、
女性は「チョコレートを食べること」が1位、
男性は「セックス」が1位でした。
洋の東西を問わない女脳の特性です。
この甘味はブドウ糖の原料になる物であり、
人工甘味料では脳を満足させることはできません。
人工甘味料で作られた飲料水や菓子類を食べていると、
脳は「もっと食べよ!」と催促します。
この結果、確実に肥満します。
なぜなら、脳はブドウ糖に満足するのであり、
単に「甘味」に満足するのではありません。
「甘味欲求」とは「ブドウ糖欲求」のことです。
甘味という味覚は「ブドウ糖が多く含まれている」との、
脳への情報であるのです。(続)