講座(111) 肥満の複合要因(A)社会的と生物的(a)〜環境とカラダ


肥満の根本的な原因は「食」の間違いです。
水や空気では太りません。
この厳然たる事実に背く方法は失敗します。


肥満の主原因に追いやる「三つの要因」について述べてきました。
「社会的(環境)」「生物学的(カラダ)」「心理学的(ココロ)」です。


ところが、それらの単一の要因ではなく、
三つの要因が複雑に絡み合った「複合的な要因」が存在しています。
皆さんが日常的に体験されている事柄です。


まず、第一は「社会的要因(環境)」と「生物学的(カラダ)」です。
「環境」によって、肥満という「カラダ」が創られることがあります。


私たちの生命体が最初に遭遇した「環境」は、母親の胎内です。
この環境は私たちの意思では変えられない根源的な環境です。
この胎内という環境がどのような環境であったかによって、
「カラダ」はその影響を大きく受けます。


母親が妊娠末期に過食になると、
胎児の脂肪細胞が過剰に増殖します。
すなわち、生まれる以前から「胎内環境」によって
「肥満体質のカラダの胎児」が育まれていることになります。


肥満ということだけでなく、
生命体の根源的な環境である「母親の胎内」は、
その生命体が健やかに育まれる環境であるか、
あるいは、農薬などの環境ホルモン
化学物質で造られた食品添加物などに汚染された
「母親の胎内」であるかによって、
生命体は諸々の悪影響を受けます。


この事実をしっかりと認識しておくことが大切です。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室