講座(110) 肥満の要因(3)心理的要因(B)〜脳の性差は「ココロ」の違い〜

欲求不満になると「甘味」を欲求する女脳。
欲求不満でも「甘味」を欲しない男脳。


この生物学的な差異は、「ココロ」の違いの起点の一つです。
ココロの違いは、「食への欲求」の違いにもなっています。
イライラした時に「サンマは食べない」のが女脳です。


男女の生殖器官の違いは明確ですが、
脳の性差の構造と機能の差異は見ることはできません。


脳の性分化は、生殖器官の性分化の後に起きます。
脳の性分化、すなわち、男脳への分化は、
先に性分化した生殖器官の精巣からの
脳へのアンドロゲン・シャワーによります。


この脳へのシャワーは、母体の状態によっては、
女脳にも影響を与えることがあります。


すると、男脳に近い女脳になることがあります。
反対に、精巣からのシャワーの量が少ないと、
女脳に近い男脳となります。
その極限が「性同一性障害」という疾患です。


この脳の性差は、食に対する欲求の違いとなります。
甘味欲求、すなわち、ブドウ糖へ欲求の強い女脳は、
その欲求が習慣化、本能化しやすく、過食に陥り、
その結果として肥満になりやすいのです。


このように、男女の生物学的な違いが、
ココロの発現の違いとなり、
それが肥満要因となっているのです。


DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室