講座(109) 肥満の要因(3)心理的要因(A)〜ストレス
肥満する心理的要因とは、ココロの違いによる肥満です。
その典型が多くの女性が陥るストレスによる「甘味欲求」です。
イライラや不満がある時に
なぜか、甘い物が欲しくなるのです。
この結果、過食状態になり肥満するのです。
当教室で実施した「408人・女性ダイエッター調査」では、
「イライラや不満がある時、甘い物が欲しくなりますか?」の問いに、
約70%の人が「ハイ」と答えています。
「イライラして食べたくなったら、
サンマを焼いて食べなさい」
と言っても、誰も実行しません。
その理由は、「食べること」ではなく、
ブドウ糖の原料になる食べ物を欲しているのです。
その代名詞が「甘味」なのです。
「ストレス(心理的不安)」と「甘味欲求」が密接に関わっているのは、
女脳の特性によるもので、男脳にはない機能です。
ストレス時に甘味を求める男性はいません。
詳しくは拙書「やせるヒントは脳にある」に譲りますが、
なぜ、女性100%ではないのかとの疑問が生じます。
簡単に言えば、残り約30%の女性の脳は、
男脳に近い脳であるからです。
それは、生殖器官と脳の「性分化」の影響です。
★「やせるヒントは脳にある」〜西日本新聞ネット書店