講座(106) 肥満の要因(2)生物学的要因(C)「人生のサイクル」(その3)

生殖期間中の女性は、ホルモン分泌のリズム性、
つまり、月経周期の影響下にあります。


男性と異なり、女性の「太る」「やせる」は、
ホルモンの分泌変動と直接的に、
また、間接的にも関わっています。


月経周期の「概月リズム」は「28日±3日」です。
生理が終わった後の卵胞期は、
エストロゲンの分泌量が増えます。
このホルモンは、
満腹中枢神経に作用して食欲抑制的に働きます。


一方、排卵期後の黄体期は、
プロゲステロンの分泌量が増えます。
このホルモンは、
摂食中枢神経に作用して食欲を亢進させる働きがあります。


生殖期の女性は、1カ月の間に
「食欲が抑えられる期間」と
「食欲が亢進する時期」があるのです。


男性には感じることができない生物学的な違いです。(続)

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室