講座 (78) 雑食性への回帰の必要性(その1)


東大などのチームによる、人類最古?全身骨格化石発見。

エチオピア、440万年前の地層から。

木登り得意。二足歩行。一夫一婦制。「アルディ」と命名


この人類の脳容積は300〜350ccで、

チンパンジーに近いとのこと。

歯の特徴や周辺で見つかった動植物の化石から、

果実や木の実、小動物などを食べる雑食だったとみられる。

以上、新聞の記事である。


この記事を読んで「やはり、そうか!」と思った事実があった。

それは、440万年前の人類が「雑食性」であったことである。

この雑食性という食性は、

人類の進化の原点だと思っているからです。


アルディの脳容量は、現代人の約4分の1であったのが、

現代人の脳容量まで増加し、

知恵ある人類「ホモ・サピエンス」まで進化したのは、

動物、植物を問わず多種多様な食物を食べる

雑食性という食性だと思っている。

他の雑食性動物より多い種類の食物を食べている。


このヒトの雑食性という食性は、

現代の私たちが忘れかけている食性である。

その結果、ココロとカラダの健康が損なわれ、

心身を病む人たちが増え続けている。


肥満も、病気も、脳の病気のアルツハイマー病も、

本来の雑食性を忘れた現代人への警鐘であると思っている。(続)