講座 (77) 栄養過多の加工食品について
ダイエットするときに食物のカロリーという側面だけで考えることの
無謀さが理解できたでしょうか。
ところが、最近盛んにTVCMで流されている
健康食品にも同じ誤りが起きています。
カロリーではなく「栄養過多加工食品」です。
ジャンクフードの逆の過剰な「栄養素」が含んでいる健康食品です。
栄養素は一度に多く摂れば健康に良いのだとの
妄信に基づいています。
この妄信は、生命の成り立ちを無視した危険な考え方です。
それら過剰な微量栄養素が含有している
人工的に造られた加工食品は、
自然界に存在しない摂理に反する食品です。
それらの加工食品の製造・販売を規制する法律は現在ありません。
なぜなら、栄養過多の食品については予測していないからです。
人体に害を与える加工食品がよく問題になりますが、
この「栄養過多加工食品」も
将来、問題になる可能性があります。
妊娠中の方がビタミンAを過剰摂取すると、
胎児の催奇率が高まることがわかっており、
厚労省が警告しています。
ガン予防には、ビタミンCの1日摂取量を
通常の10倍の500mgを推奨していた
某国の科学者は、自ら実践しガンで死亡しています。
ジョギングが健康によいと推奨していたスポーツ科学者は、
自らジョギング中に心臓発作で死亡しています。
「過ぎたるは〜」なのです。
よく考えてください。
地球の生命体は、この星が与えてくれる
自然の恵みという摂理によってのみ命を繋いでいるという事実を。