] 講座](53) 肥満の原因論(その6) 「朝食抜きで、夜にしっかり食べる」(続2)

アルツハイマー病との関係(A)〜


朝食抜きが常習の人のココロ(脳)の状態は最悪である。

さらに、それら朝食抜きの習慣が長期間続いている人たちは、

将来のアルツハイマー病などの

認知症の予備群ではないかと思っている。


それは、長期間にわたる脳の栄養失調が主因だと思うからである。

記憶を失った人たちの

過去に遡る食生活の実態等の疫学調査は不可能である。

だから、科学がこれだけ進歩しているのに、

アルツハイマー病の原因は不明とされている。


しかし、30年にわたり1万数千人の肥満者の

食事内容を見てきた者としての実感から、

脳が萎縮するアルツハイマー病などの

認知症の「海馬の神経細胞群の欠損」は、

脳の栄養失調が大きな影響を与えていると考えている。

病理学的な根拠でなく、その前段階の概念的な視点からである。

特に、「若年性認知症」は、

小学生時代からの朝食の欠食が影響しているかもしれない。


一体、なぜ、そのようなことになるのだろうか。

なお、アルツハイマー病などの認知症の改善に役立つ

食物の摂取内容等については、

以前の本ブログに書いているので参考にしてほしい。

★ブログのタイトルは「バナナと納豆」(その2)(その3)

さらに、現代における脳疾患全般にわたる要因の一つとして、
農薬などの環境ホルモン、加工食品などに添加されている
合成化学物質で造られた食品添加物などの有害化学物質などの摂取が考えられる。
この問題についても過去の本ブログで述べているので参照されたい。

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