]講座(52) 肥満の原因論(その6) 「朝食抜きで、夜にしっかり食べる」(続1)
国の「食育推進基本計画」による
「朝食を欠食する割合の減少」目標は〜
□小学生4%(平成12年)→0%(平成22年目標)
□20歳代男性30%、30歳代男性23%(平成15年)
→15%以下(平成22年目標)
平成19年度の実態と22年の目標値を比較すると、
その乖離はあまりにも大きすぎる。
現在21年だからあと1年で目標に近づくことは絶望的である。
「目標値は単なる目標だから〜」と弁解するだろうが〜。
就学中の子供たちは最悪である。
学校の午前中の授業に集中できず、
記憶力も低下しており、テストがあれば低い点。
これら朝食抜きの子供たちの責任は親にある。
会社勤めの人たちも、イライラし、
ボーットとした状態になることが多い。
この人たちの
感情、知能、意欲などのココロ(脳)の発現にも問題が生じる。
ココロの状態が悪いということは、
人との交流がスムーズに行えないことであり、
家庭でも、学校でも、職場でも、社会においても、
人間関係で苦しむことになる。
それらの実態からは、
肥満することよりも、
脳の活性を失うことのほうが問題であると考える。(続)