講座(43) 肥満とは


「太る」も「肥満」も、

体内の脂肪細胞の中に中性脂肪として蓄積されることです。

この蓄積されている脂肪量の度合によって、

肥満かどうかが判定されます。

また、体重が同じでも、

人によって蓄えられている脂肪量に差があります。


人体の体重は、

水分、脂肪、蛋白質、脂質、無機質、糖質の成分の総和です。

体重に占める成分の平均的な比率は、

水分は約60%、脂肪は15%〜25%、

蛋白質(筋肉、臓器類、他)10%〜15%、その他5%前後。


体重に占める脂肪成分の比率を「体脂肪率」という。

この体脂肪率が平均的な比率よりも高くなることを「肥満」という。


例えば、20歳代女性の体重が50kg、

体脂肪率が標準の25%とすると、

脂肪量は12.5kgです。


この女性が体重60kgとなり、

体脂肪率が35%になったとしますと、

脂肪量は21kgです。


50kgの時と比べると、体重10kg増加、

脂肪量8.5kg増加、細胞外水分等が1.5kg増加となります。


すなわち、肥満とは脂肪量が増加している状態のことです。

したがって、筋肉トレーニングなどで

筋肉量が増えて体重が増加しても、肥満とはいいません。


市販されている体脂肪計がありますが、微量電流で抵抗値を基に

体脂肪率が出る仕組みになっています。

ですから、食後とか、女性の場合は生理周期などによって、

体脂肪率が違ってきますので留意が必要です。(続)


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