(19)ダイエットと食の安全〜その3「体内に蓄積している有害化学物質」(続)

ダイエット中に食の安全対策をしないと、

発ガンなどのリスクが高くなると述べました。


具体的にどういうことなのか、

単純な例で説明します。

但し、次の例の場合は、

ダイエット中に食物などから、

新たに体内に取り込まれる有害化学物質の量と

自然に体外排出される有害化学物質の量が

ほぼ同量と仮定します。

実際は取り込む量の方が多いのですが。


たとえば、体内脂肪量が20kgとします。

その脂肪内に有害化学物質の含有量が

10,000pg(ピコグラム=1兆分の1)とします。

ダイエットによって脂肪量が10kgに減ったとします。

その時の有害化学物質は以前と同じ10,000pgです。

この結果、ダイエット前と比べる

脂肪内の濃度は2倍になります。

濃度が高くなることは、

ガンなどの発症リスクが高くなることを示唆しています。


ダイエットに成功しても、

発症リスクが高いカラダになったのでは意味がありません。

ダイエット中の皆さん、考えたことありますか。