自然治癒力を弱める「トランス脂肪酸」
[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(333)
ケーキ、クッキー、クラッカー、
スナック菓子などの
加工食品のラベルに「一部水素化油」と
表示されて市販されています。
また「一部水素化大豆油」
「一部水素化コーン油」
「一部水素化綿実油」と
表示された油が売られています。
水素化の製造過程で
「トランス脂肪酸」
を含む複雑な化合物ができます。
WHOは、トランス脂肪酸の摂取量を
「一日当り総エネルギー摂取量の1%未満」
としています。
アメリカ、カナダ、韓国など10の国や地域では、
食品の「トランス脂肪酸」含有量の
表示を義務化しています。
ニューヨーク市は2006年より
市内の飲食店でのトランス脂肪酸の
使用禁止を決定。
カリフォルニア州も
トランス脂肪酸の使用禁止を決定しています。
日本では規制されておらず、
マーガリンはあらゆる加工食品に使われています。
クッキーなどの裏面の表示を確認してみてください。
同じ人体に対する影響であるのに、
日本はのんびしています。
食品安全委員会の調査によると、
日本人が摂取している一日の量は、
生産量からの推計で「0.6%」で
WHOの目標内とされており、
このことを根拠に「使用禁止」していないのです。
さらに厚労省が推進している
「保健機能食品」に
トランス脂肪酸商品が認可されたままであり、
その無策ぶりに驚きます。
「0.6%」という数字は、平均値であり、
スナック菓子類などを常食している人たちは、
はるかに多い量を摂取しています。
いずれにしても、
年々医療費が増大し
財政を圧迫しているにもかかわらず、
国は、厚労省は、
「疾病予防」には鈍感であることは、
この1件からも明白です。
一方、消費庁は2010年10月に、
食品に含まれるトランス脂肪酸の量を
食品事業者が「自主的に表示」する際の
指針案をまとめました。
表示する単位はグラムとし、
同じ脂質の「飽和脂肪酸」
「コレステロール」
の含有量も併せて
表示することになっています。
一部大手のコンビニなどは、
自主的に使用の全廃を目指す動きがあります。
ガンによる死亡者数が
年々増加している国なのに、
トランス脂肪酸だけでなく、
農薬やダイオキシン類、
食品添加物などに対する規制・基準や
対策内容を諸外国と比較すると、
この国の「のんびり度」は凄いのです。
国、一体誰に対して遠慮しているのでしうか。
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