低炭水化物(低糖質)制限ダイエット法の問題点

[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(325)


「炭水化物制限」「糖質制限」と呼び名は異なりますが、
脳と体のエネルギー源の摂取を制限するダイエット法があります。


それらの方法は「脳と体」にとって大変危険な方法です。
自然治癒力を著しく低下させる原因にもなります。
絶対に実行されないことをお奨めします。


この「糖質制限ダイエット法」は1980年頃に
アメリカで流行しましたが、健康障害が多発し、
社会的に大きな問題になった方法です。


その後の2006年頃には
「低糖質・高蛋白ダイエット」が流行り、
アメリカの家庭の食卓から
パンが消えるという珍現象が生じました。
アメリカ全土が「摂食障害」に陥ったのです。
健康障害の根底にある問題点は、
脳の必須のエネルギー源であるブドウ糖の欠乏です。


アメリカの「低糖質・高蛋白ダイエット」を真似た
「炭水化物(糖質)禁止ダイエット」が日本で行われています。


その方法も脳の健康が著しく損なわれる危険があり、
脳の存在を無視している方法です。
首から下の体は、
蛋白質や脂質からつくられたエネルギーを利用できますが、
脳はブドウ糖が必須エネルギーです。
欠乏すると脳に重大な損傷を与えます。


またそれらの方法は、体重を一時的に下げる方法ですから、
事後に激しいリバンド現象が生じます。
リバンド現象が起きない場合は、
脳の機能が損傷している可能性があります。


脳のエネルギー源はブドウ糖です。
首から下の体は、脂肪として、
また、少量のグリコーゲンとして
エネルギーを蓄えることができます。


しかし、脳は余分なエネルギーを蓄えるシステムはありません。
ですから、絶えず定常の血糖値を維持する必要があります。
このためには、周期的にブドウ糖の原料である炭水化物(糖質)を
食べて脳に供給する必要があります。


供給を停止していると「脳の栄養失調」をまねき、
脳の健康が損なわれます。


第二は、糖質(炭水化物)という
脳と体の「最良の燃料」をストップすると、
消化と代謝の効率が低下し、
グリコーゲンの貯蔵が出来なくなり、
筋肉組織の衰弱をもたらす原因となります。


第三に、「炭水化物(糖質)抜きの食事」は、
偏食であり、食べる楽しみを奪うことになり、
「食のアイデンティティ」を喪失することになります。
それらの方法は、生涯、続けられない食生活であり、
邪道なダイエット法です。


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