ダイエット中も糖質(炭水化物)は必要不可欠です。

[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(322)
脳の健康と自然治癒力を高める栄養素〜糖質(炭水化物)の食べ物



脳の健康維持と自然治癒力を高めるためには、
六大栄養素が必要不可欠です。
糖質(炭水化物)、蛋白質、脂質、
ビタミン、ミネラル、繊維質です。
治癒力を高めるために共通するキーワードは
「抗酸化物質」の摂取です。


たとえダイエット中であっても
脳と体の健康維持のために
それらの栄養素は必要不可欠です。


それらの栄養素の中の一部でも不足するダイエット法は
脳の健康を損ない自然治癒力を弱めますので避けるべきです。


なぜなら、脳以外の体は、
ブドウ糖蛋白質、脂質からエネルギーを
産生することができますが、
脳がエネルギーとして利用できるのは、
ブドウ糖(糖質)たげです。


ダイエット食品類の甘さは、
人工甘味料であり、
ブドウ糖の原料にはなりません。


[糖質(炭水化物)〜最良の食べ物]


摂取する炭水化物は、
精製度・加工度の低い全粒穀物、豆、果物が
大半を占めることが最良です。


但し、農薬栽培された米は
「白米」に精製されたものを選んでください。
玄米は無農薬。有機栽培物以外のものは避けて下さい。


食べ物の種類によって
血糖値の上昇速度に違いが生じる仕組みは〜


(1)炭水化物の化学的な性質の違いによるもの。


脳や体の合う燃料としての「ブドウ糖」の処理は速い。
果物や蜂蜜の単糖類の果糖の処理速度はブドウ糖に比べて遅い。
すなわち、ブドウ糖の原料であるご飯やパンの量を減らして、
その分を果物で食べるほうが、インスリン反応が遅くなり、
脂肪を蓄えにくくなりますので、肥満防止には有効です。
「果物を毎日、食べてください」と主張している理由です。


(2)食品の種類による炭水化物の物理的な性質の違いによるもの。


例えば、インスリン反応が速いパンは、
・小麦粉の粒子の表面が消化酵素にとって活動しやすい場である。
酵母で出来たパンの気孔により表面積が拡げられており、
 酵素の活動率が高くなる。


(3)食品による繊維質の有無の違い


豆や種子などをおおっている
繊維質の外皮や植物の細胞膜のセルロースは、
内部の澱粉に消化酵素
接近させにくくする役割をしている。


豆類などの一部の穀物の繊維は
「水溶性」で粘着性があり、
澱粉の消化速度を遅らせている。


一方、全粒小麦の繊維は不溶性であるが、
そのまま調理するか、
砕いて調理すれば物理的に消化を妨げて
血糖値の上昇速度を遅らせます。


しかし、細かく砕いて調理すれば、
その効果は失われます。
全粒小麦パンは
ビタミンやミネラルが多く含まれており、
また、不溶性の繊維が
消化管を掃除するなどと優れています。


血糖値を上昇させるインスリン反応速度は、
全粒パンも白パンもほとんど同じです。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」◇◇◇(次回繰延)


★日本初の男女別の「食育・ダイエット」CDプログラム好評発売中です。
 「三食・安全・健全」な食生活の実践方法を伝授。
お申込は〜自然流健康ダイエット教室