自然治癒力を高める「最良の食生活」

[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(306)


自然治癒力を阻害する要因や肥満者の食生活について述べてきました。
それらの実態から心身を守る最大の対策は「食生活」です。


日々の食生活の内容によっては、
自然治癒力」を高めることができます。
治癒力を高める最良の食生活の条件は以下の通りです。


第一の条件は、「安全な食事」であること。


「美味しいか?」「栄養価は?」よりも、
その食べ物は「安全か?」を問わねばならないのです。
「美味しい店」よりも「安全で美味しい店」を選択すべきです。


TVの料理番組は「美味しさ」を売り物にしていますが、
料理人の良識とモラルが欠如しているのです。
なぜなら、料理人は他人の命と健康を守る義務があるからです。


無知な料理人は「イカスミ・スパゲッティ」を作って自慢しています。
それらイカスミなど魚の内臓からは、
毒性の強い環境ホルモンの一種である
重金属化合物のカドミウムが、
166倍から735倍という高濃度で検出されています。


水産庁から警告が出されていても気にもとめずに、
「美味しさ」を演出しています。
料理人と同等に番組制作者の無知ぶりが、そうさせているのでしょう。


このような現実からも、「有害化学物質を食物から摂り込まない食生活」、
「体内に蓄積している有害化学物質を排出する食事内容」が必須です。


食育基本法」においても「健全な食生活の実践」とともに
「食の安全性の確保」を基本理念としています。
それら「食の安全対策」については、
過去の本ブログで幾度も繰り返し述べている通りです。
さらに、次の第二の条件を満たす前提条件でもあります。


第二の条件は、「脳が満足する食事」であること。


脳の健康と、体の健康は別です。
脳と体では臓器として構造・機能が異なるからです。


ですから、健康の維持に必須のエネルギー源や
栄養物質の量・質・種類が脳と体では違うのです。


体にはエネルギーを脂肪やグリコーゲンで蓄えることができますが、
脳にはエネルギーを蓄えるシステムがありません


ですから、脳には定期的、周期的に供給する必要があります。
体は脂肪やグリコーゲンを分解した
遊離脂肪酸や糖をエネルギー源として使えますが、
脳のエネルギー源はブドウ糖です。
さらに米など良質のエネルギーを必要としています。


体の必須アミノ酸は9種類ですが、脳の必須アミノ酸は11種類です。
また、ビタミン。ミネラルも体よりも多く必要としています。
このように脳は体とは違った種類の良質の熱源、
多くの栄養物質を必要としています。


「体に必要な栄養素を食べておれば、
脳は大丈夫」とする古典的な栄養学では、
脳の健康を守ることはできません。


アルツハイマー病などの認知症やうつ症の患者の増加は、
脳の栄養失調がその主因と考えています。
ベジタリアンに脳の疾患者が多いのは、蛋白質、脂質などの
摂取不足によって脳が栄養失調になっているからです。


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