免疫力の役割

[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(294)


リンパ球系細胞による免疫力とは、
人体を守る防衛軍の力と言えます。
この力が弱いと、
外敵(病原体)に攻められて病気にかかり、
また、体内のテロリスト(ガン細胞)の
増殖を抑えることができず、
命を落とすことになります。


さらに、軍隊内で反乱を起こして味方(自己)を攻撃することもあります。
これを「自己免疫疾患」「アレルギー疾患」と言います。


防衛軍の主力の武器は、リンパ球(T細胞など)と、
それからつくり出される「抗体」です。
それらが体外から侵入してくる外敵の細菌やウイルスの病原体、
そして、テロリストのガン細胞を撃退する能力を持っています。


防衛軍(免疫系)の監視機構には次のものがあります。
(1)味方(自己)と敵(非自己)を見分ける。
(2)安全な物と危険な物を見分ける。
(3)体内に入り込んでくる外敵の一人ひとりの特徴を記憶する。
(4)侵入した外敵を撃退する装備を持っている。
(5)一度侵入した外敵の顔は決して忘れない。


防衛軍は以上の五つの機構が一体化して働く、
複雑で精巧な能力を持っています。
ところが、この防衛軍は、
意外にも簡単にその防衛力(免疫力)を低下させてしまいます。


代表的な事例は、遺伝的な異常やエイズウイルスです。
それ以外にも、私たちの身のまわりには、
免疫力を弱くする環境や条件が多くあります。


代用食品類や厳しい食事制限によるダイエットは、
確実に免疫力を弱めています。(続)


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(29)◇◇◇


◆「シリアル」〜遺伝子組み換え作物対策


◎朝食のメニューに「コーンフレーク」などのシリアル食品が定着しています。
 ところが、「コーングリッツ」の原料は、トウモロコシの粉であり、
 遺伝子組み換えトウモロコシが使われている可能性が大です。


◎輸入トウモロコシは、ほぼ全量が米国。米国のトウモロコシは、
遺伝子組み換えである。
 「コーングリッツ」などトウモロコシ関連食品を買われる際には、
  原材料の表示をよく確認する必要があります。


◎安全なシリアル食品は、「オーツ麦」が主に使われているものです。


シリアル食品の欠点は、カルシウム、蛋白質が不足しがちになることです。
 同時に食べるメニューにオムレツや果物などを加える工夫が大切です。


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