13年ぶりに「健康診断」(血液検査)を受けました。

[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(284)


次回から「自然治癒力を高める食生活」について連載します。
その内容は、20年ほど前の弊社の指導者への研修資料から引用します。
さらに、その後の新しい知見・情報も加えて述べます。


私事ですが、日中戦争が始まった1937年生まれです。
2012年12月で満75歳を迎えます。
初めてお会いする人から「若い!」とよく言われます。
人の年齢には「戸籍年齢」と
「生物学的(生命力)年齢」があると思っています。


同じ日に植えた植物でも、早く枯れるものと、
生き生きとしているものがあります。
人も同じで、「若」と「老」の差は生命力の差です。


その生命力を支えるのがすべての生物が内包さている
原始の力である自然治癒力であり、また、免疫力です。


それらの力の源は、「食」だと確信しています。
なぜなら、現在の「ココロもカラダ」も、
その人が今までに食べてきた物が姿を変えたものだからです。
「You are what you ate.」です。


還暦の年に「健康診断」を受けてから、一昨年の12月まで一度も
検診を受けていませんでした。
歯科などには通院しましたが、
血液検査が必要な病院には世話になっていません。


薬もこの間、風邪で扁桃腺が腫れて2回ほど飲んだ記憶があります。
3日分処方されても、抗生物質と炎症止めは最初の1回だけ服用し、
後はウガイで済ませています。残りはゴミ箱行きです。
薬は毒ですから、出来る限り飲まないように心がけています。
それは、毒(薬)によって自然治癒力を低下させないためです。


自慢することではありませんが、その間、風邪で寝たこともなく、
検診の必要性を感じたことがなかったからです。
私のココロ(脳)とカラダに内在している
自然治癒力と免疫力のおかげだと思っています。


1979年以来、JR芦屋駅から新大阪駅を経由して博多まで、
往復乗車回数は760回を超えています。
東京行きは除外して約90万キロを超える移動。
この距離は、月を一周して地球に戻り、さらに月までの途中です。
毎月25日は社員の給料日。その間の25日は約400回ですが、
現在まで無欠勤の記録を更新中です。


「なぜ、そんなに元気なの?どのようにしているの?」と、
人から問われることがあります。
「食に気をつけているから」と答えています。
自然治癒力(免疫力)を高める食生活」を自ら日々実践し続けています。


私は仕事柄、外食の機会が普通の人より多いのですが、
無農薬、有機栽培の食材を使っている店、
生産者の名前と栽培方法が表示されている店、
その上に合成食品添加物や遺伝子組み換え食品を
避ける食材メニューを選別しています。
それらの条件を充たす店やメニューに不自由しません。
「美味しい店」よりも、「安全で美味しい店」を選んでいるからです。


このように、自然治癒力、免疫力を高めるためには
食の安全対策が必須です。
すなわち、自然治癒力を阻害する要因である
有害化学物質対策が前提となります。
その後に「最良の食生活」を実践すると
治癒力を高めることかできます。


いくら美味しく、そして、栄養価があっても、
また、バランスのよい栄養素の摂取であっても、
また、今流行りの500Kcalの「低カロリー・レシピ」であっても、
食の安全が確保されていないと、健康を損なう原因になります。


食育基本法の「健全な食生活は、食の安全性の確保」という理念を
知らない、または、実践しない栄養士や料理人のレシピは要注意です。


私はウォーキングも楽しんでいます。
自宅にいる時は、1週間に30km前後は歩いています。
冬になると裏山の六甲山系の「けもの道」を週に2〜3回、
日に3時間ほど歩きまわっています。
雪が降ってもTシャツ姿で汗をかいています。
途中、夜行性のイノシシと遭遇することもあります。


365日、芋焼酎ウイスキー
時々ビール、たまにワインを愛飲しています。
旨いと感じる範囲で飲んでいます。
飲酒後はすぐ爆睡、睡眠時間はたっぷり8時間。


タバコは還暦を迎えた記念に止めました。
それまでは毎日2箱40本、飲みに行くと60本の超愛煙家でした。


周囲の人たちは「また、吸うようになるよ」と冷ややかな反応。
ところが「止める」と決意した時、苦もなく禁煙が実現。
タバコやパイプなども決意した日にすべて破棄。
それは「脳とニコチンの関係」を熟知していたからです。


血中のニコチン濃度が低くなってくると禁断症状が出ます。
それは、脳が「吸って、ニコチンを補給せよ!」との催促しているのです。
喫煙家の脳はニコチンに依存しており、
それに代わる脳内での伝達物質の生成をさぼっているのです。


ニコチンに代わる伝達物質はアセチルコリンという興奮性の物質です。
脳内でアセチルコリンの必要な量が生成されるようになると、
ウソのように禁断症状が無くなります。
その間、1週間程度を我慢すれば、禁煙が実現します。


禁煙のために医師や薬などに世話になる必要はありません。
「禁断症状がなぜ生じるか?」
「どのぐらいの日数を我慢すればよいのか?」
の説明をして、喫煙している周囲の人たちを禁煙させています。
成功率100%です。


現在の「BMIは23〜24」を維持しています。
それは、私の年代で一番死亡の危険率が低いBMI値のゾーンだからです。
危険率が低いとは、自然治癒力と免疫力が強いことを意味しています。
逆に標準の「BMI:22」は、私の年代では死亡危険率が高くなっています。


ところが一昨年の夏に血尿が出たと思い尿検査を受けました。
もしやと思っていましたが、検査の結果は、
「きれいな尿ですね!」「70代とは思えませんよ。」
「糖(糖尿)も、タンパク(腎疾患)も、潜血(組織の損傷)も、なし。」


「あれ?では、先生、原因は?」
若い女性がご一緒ではなかったですか?」
「お言葉ですが、残念ながら、一人でした。」
「何か見違えたのでは?」
「スイカを食べていませんか?」
「スイカでなく、昨日は完熟の真っ赤なトマトを食べました。」
「トマトですか。スイカの話は聞いているのですが〜」で終わり。


尿がきれいと褒められたのは初めてで、何か気恥かしい感じ。
還暦以来、健診を受けていないと告げると、
医師は「13年間も血液検査も受けていない人は、
初めてですよ!」と、あきれ顔。
しかし、医師の勧めに従い73歳を迎えた一昨年12月に、
13年ぶりに「健康診断」を受けました。
特に問題なしでした。


さて、次回から連載する「自然治癒力を高める食生活」を実践する
前提条件は先に述べたように「食の安全対策」です。
この条件が満たされなければ、治癒力を高めることは不可能です。


そのポイントは、化学物質で造られた合成食品添加物、農薬、
そして、遺伝子組み換え食品を極力避けることです。
けれども、それらを完全に避けることは不可能です。
しかし、どの食品・食材に危険性があるかを知っておれば、
後は自分の意思でリスクを避けることができます。


食の安全については、
過去の本ブログで幾度となく繰り返し述べている通りです。
本稿から読まれる方は、ぜひ、過去のブログも合わせて読んでください。
また、具体的な安全対策は、
現在連載中の「安全に食べる知恵」を引き続きご参照ください。


◆本シリーズの引用・参考文献です。
心の病は食事で治す(生田哲)PHP研究所
脳と免疫(大村裕・堀哲郎)共立出版
ファストフードが世界を食いつくす(エリック・シュローサー)草思社
安全な食べ方(増尾清)ぶんか社
食べ物とがん予防(坪野吉孝)文芸春秋
やせるヒントは脳にある(瀬野文宏)西日本新聞社


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」は次回に繰延


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