ジェームズ・ワトソン博士の警告。

[脳/食育]DIET講座(262)


「二十世紀にもてはやされている体の健康のためのダイエットは、
脳の健康を損なっている可能性がある」


DNAの二重らせん構造を解明しノーベル賞を受賞した
かの有名なジェームズ・ワトソン博士の警告である。


文明病である肥満解消に対する本質的な問題提起である。
1979年以来、肥満解消指導に携わって得た
「ダイエットの主役は脳である」との結論を裏付ける言葉でもある。


しかし、博士の指摘の問題点は、二十一世紀の現在も続いている。
それは、世の中に氾濫している脳の存在を無視した、
首から下の体の体重を減らすことのみにとらわれた
ダイエットに対する警告である。


普遍性のない首から下の体のダイエット法は、
脳を栄養失調にして、脳の健康を損なっているのである。


日本の認知症患者は実質300万人を超えていると言われている。
専門医は1,000名未満。この状況は異常である。


2008年の厚労省の「患者調査」によると
脳疾患(精神疾患)の患者数は323万人で、
四大疾病の第一位の糖尿病患者数237万人を大きく上回っている。


世界的にもアルツハイマー病も含めて急増中である。
脳の健康が損なわれていることと無縁ではないと考えている。


脳の健康が損なわれている主因は、
脳の栄養失調だと考えている。
脳の健康と体の健康は別なのである。


多くの人は、脳と体を同じだと誤解している。
その結果、脳を栄養失調にさせているのである。
その代表的な例が、代用食品類などを使って
首から下の体を飢餓の状態にして
「やつれ」させて体重を減らす方法である。


それらの方法は、脳の健康を無視して、
脳が日々に必要としているエネルギーや
栄養物質の供給を止める危険な方法である。


◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(2)◇◇◇


◆「米」〜環境ホルモン対策


◎主食の王様は米ですから、その選び方と炊飯の知恵が大切。
◎安全で美味しい米の選び方の3原則〜
 (1)栽培責任者が分かる物
 (2)「DNA鑑定で品質管理」と表示されている物
 (3)「新米」と表示されている物
◎米のモミやヌカの部分は、無農薬栽培以外は、農薬やダイオキシン類に
 汚染されている。しかし、精米の段階で大部分は取り除かれている。
◎玄米は、無農薬栽培以外の物は、農薬などに汚染されている。
 玄米は栄養価よりも安全性を優先すること。
◎米で一番不安なのは「除草剤」です。
 土から吸収されて米粒に残留している。


「とぎ方と炊き方の知恵」


○米に残留している農薬や除草剤などの環境ホルモンを除去するには、
 とぎ方と炊き方の知恵が必要。
 毎日のことだから、以下の知恵を身につけること。


・たっぷり入れた水で2〜3回手早くかき混ぜ、すぐに水を捨てる。
・次に少し力を加えて押すようにとぐこと。2〜3回、水を取り換える。
・といだ後、しばらく水につけておく。除草剤が水に溶け出す。
 「夏場は30分」「冬場は1時間以上」
・つけておいた水を捨て、新しい水で炊く。(米が水を吸う割合は約2割)


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