「食の安全対策」〜遺伝子組み換え作物について

[脳/食育]DIET講座(257)


環境ホルモンや合成食品添加物の有害化学物質とは異なりますが、
遺伝子組み換え作物についても「食の安全対策」として不可欠です。


遺伝子組み換えとは、「動物」(微生物、魚など)の
特異性(除草剤耐性、害虫耐性)のある遺伝子を
「植物」の遺伝子に組み込んでいる改造作物のことです。


自然界では発生しえない
「種の壁」を超えた人工的に改造された生物です。
この生物は太古より自然界には存在しなかった植物です。


この「改造生物」が自然界や人体への
長期にわたる影響については検証されておらず、まったく不明です。
特にそれらの作物の自然環境の生態系への影響については、
強い懸念がもたれています。


米国の開発企業はそれら作物の「急性毒性」のみ検証しており、
慢性毒性、遺伝毒性、発ガン性、催奇形性、アレルギー性などに対する
長期間にわたる生命と健康への検証はされていません。


遺伝子組み換え作物・食品に対して、
我が国の行政や企業は「科学的に問題はない」
と言って輸入していますが、
それは「現時点での科学レベルでの判断」であり、
また「急性毒性」についてのみであり、
「絶対に間違っていない、安全だ。」ということではありません。


EU遺伝子組み換え作物の輸入や作付けに対して、
人の健康や自然環境に悪影響を及ぼす懸念があるとし、
限定的に受け入れています。
現在、作付けが許可されているのは、
家畜の飼料用のトウモロコシとジャガイモの2件のみです。


2010年7月13日に、各加盟国政府はEUが許可した作物について、
独自の判断で作付けを禁止できるように規則を改正しました。
反対に、各国の自由裁量により、作付けが拡大する可能性もあります。


日本での栽培は農水省の承認が必要です。
消費者の遺伝子組み換え作物への不安は根強く、
食用の組み換え作物の栽培は
現在のところは一般には許可されていません。


しかし、すでに某県において農水省による試作栽培がされています。
今年の大震災の最中、
「環境に与える影響はない」との有識者の意見によって
栽培を一般に許可する動きが農水省においてあります。
原発は安全だ」の二の舞になる可能性があります。(続)


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