ダイオキシン類は安全か?

[脳/食育]DIET講座(249)「食の安全対策」
ダイオキシン類対策法


2000年に施行された「ダイオキシン類対策法」において、
WHOが最終目標とするTDI(耐容1日摂取量/pg/1kg体重/日)
「1pg」とせず、「4pg」としたことによって、
安全だということになったのである。
だから、国民の関心は薄くなったのである。
当時の民主党などは「1pg」と主張していたが、
政権は厚労省の官僚の主張に同調したのである。


平成10年の日本人のダイオキシン類の摂取量は、
毎日平均「体重1kg当り2.1pg」である。(環境庁)
4pg以内だから安全としたのである。
もしもTDIが「1pg」であれば、日本人全員が危険水準である。
ガン患者・死亡者数が毎年増加していることと無縁ではないと思う。


詳しくは、拙著「やせるヒントは脳にある」の
第三章「その食べ物は安全ですか?」で述べている。


ダイエットと食とは、表裏一体の密接な関係にある。
この食は、「美味しいか?」
「栄養価があるか?」よりも優先すべきは、
「その食は安全か?」と問わねばならない時代である。
TVで見る料理人は一切無関心で「美味しさ」だけを強調している。
人の生命と健康を預かる立場の料理人としてのモラルと能力が問われる。


だから、ダイエットに関わる食事指導においても、
「栄養のバランス」という古典的な内容だけではなく、
「食の安全対策」が必須の前提条件でなければならない。
この視点のないダイエット法は危険である。


特に、環境ホルモンや合成添加物などの有害化学物質は、
肥満の素の脂肪細胞に溶け込んで累積され続けているからである。
そして脳をはじめとして、神経系や
ガン細胞の増殖を抑える役割を果たす免疫系にも悪影響を与えています。


有害化学物質の蓄積量が閾値(いきち)に達したとき、
ガンなどのリスクが高まり、発症促進因子になるのである。
ダイエット中の皆さん、無関心でおれますか?


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