(号外)人間の無限の「創造性と破壊性」〜A10神経とは(2)

1945年の敗戦直後には、携帯電話などは想像もつかなかった。
月へ人間が降り立つことも想像できなかった。
宇宙空間に巨大な建造物が浮かび、人が滞在している。
次から次と化学物質が合成されて、農薬や食品添加物に使われている。
脳が生み出した「創造性」の心の結果である。


一方で「9.11」のような想像も付かない悲惨な破壊事件が起きている。
中東地域などで、自爆テロが日常茶飯事である。
地球環境は、人間の手で破壊され続けている。


合成化学物質には発ガン性のある物が多く存在している。
さらに「サリン」という猛毒な物質も合成している。
脳が生み出した「破壊性」の心の結果である。


それらの謎を解く鍵は人間の脳の神経系列にある。


人間の脳は、一番深層に「大脳基底核」(爬虫類脳/生命脳)、
その上の層に「大脳辺縁系」(哺乳類脳/感情脳)、
そして一番上層には「大脳新皮質」(人間脳/知能・理性脳)。
この三層構造は、ヒトの進化の過程を示している。


人間の無限の「創造性と破壊性」は、
ホモ・サピエンスという知恵あるヒトの脳による作用である。
この脳の作用はコインの裏表のように一体である。


科学のもつ「プラス」と「マイナス」の関係と同じである。
それは人間脳である大脳新皮質の高次の機能を司る
前頭連合野へとつながっている神経系統の作用である。


脳の神経系統はA、B、Cの三つに分類され番号が付けられている。
この内、人間の無限の創造性と破壊性を生み出すのが、
A系列の10番目の神経で高次の人間脳である
大脳新皮質(前頭前野)へ向かう「A10神経」(Aテン神経)である。


その神経の仕組はどうなっている?(続)

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